おめでたい茶席で床で、赤い紙に「寿」などの文字は書かれた紅唐紙の掛け物拝見する事があります。
おめでたい茶席で床で、赤い紙に「寿」などの文字は書かれた紅唐紙の掛け物拝見する事があります。 紅唐紙がおめでたい席で使われる所以や、「からかみ」と言わず「とうし」と読む謂れなどご存じの方はいらっしゃれば教えていただけないでしょうか?
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ベストアンサー
唐時代の中国から部屋を仕切る障子に適した紙が輸入され、「唐紙」を「からかみ」と称され、唐紙障子(からかみしょうじ)と呼ばれました。現代でも略して唐紙障子を「からかみ」とか「障子」とか呼んでいます。 唐時代の後半になってからでしょう、柔らかい墨の吸収が良い紙が輸入されたので、これを筆墨用に使われ、呼び名が混同しないよう「とうし」と称されました。紅色の目出度い唐紙が『紅唐紙』です。
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なるほど! 唐から渡ってきた障子に適した紙を「からかみ」、筆墨に適した紙を「とうし」を使い分けたんですね、すっかり腑に落ちました。 そういわれて見ると中国で慶事にお目出度い言葉を書いて門の左右に貼るという楹聯も赤い紙だったような記憶が蘇りました。 的確なご解説どうもありがとうございました。
質問者からのお礼コメント
博識のお裾分け、本当にありがとうございました。
お礼日時:5/14 0:23