プリンターがない時代の写真印刷はどうしていたんでしょうか? ネガフィルムを現像した後、現在はスキャンして印刷していますが昔はどうしていたんでしょうか。 ご存じの方教えてください。
プリンターがない時代の写真印刷はどうしていたんでしょうか? ネガフィルムを現像した後、現在はスキャンして印刷していますが昔はどうしていたんでしょうか。 ご存じの方教えてください。
ベストアンサー
ネガフィルムってのは元々、「光が当たると変質する物質」を透明のプラスチックフィルムに薄く塗り付けてあるものです。 3Dプリンターでよく使われる、光硬化樹脂みたいなもの(性質が似てるだけですが)ですね。 で、カメラの中で光が当たって変質したところが色が変わるわけですね。 で、そのままだと光があたれば全く画像がなくなるところを「現像」と言って、溶液(主にハロゲン化銀)につけて、色として定着させます。 これがネガフィルム。 で、家庭用プリンターがない時代はこれを「印画紙」という似たような性質を持つ紙に対しておこないます。 つまり、印画紙に対してフィルムカメラのような機械に取り付けたネガフィルム越しに光を当てて、印画紙を感光させるわけですね。 光が当たった印画紙は変質しますから、程々のところで光を当てるのをやめ、現像液につけます。すると印画紙に画像が浮き上がってくるわけです。 あとは現像液から印画紙を引き上げて乾燥させたら「写真」の出来上がりです。 インクジェットプリンターの写真と違って、印画紙に定着させた画像は長持ちするのが特徴ですね。100年も残ってる写真などがまだありますからね。
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質問者からのお礼コメント
皆様わかりやすく専門的な回答をありがとうございました! 言葉の訂正など含めて、非常に勉強になりました。
お礼日時:5/14 20:08