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ぱっと思い付いたのが熱田神宮。 こちらに痣丸(あざまる)という日本刀が所蔵されています。 「持ち主が目を患う」という逸話をもつ刀なのですが、この話の出所になっているのが、一級史料である『信長公記』。 そのなかに、痣丸の持ち主が合戦で目を射られたり、眼病をわずらうという記載があり、そこから熱田神宮に奉納したという経緯も描かれています。 一級史料に記録のある、本物の妖刀といっていいでしょう。 宝物館や徳川美術館の特別展でなんどか拝見してますが、なかなか姿のいい刀という感じでした。 妖怪関連だと、中川区の鹽竈神社には、無三殿というカッパがお祀りされています。 なんでも痔を治してくれるカッパだとか。 同じく妖怪関連では、小牧市の小牧山周辺にご当地の狐をお祀りした場所があります。 小牧山にはこのあたり一帯を取り仕切っていた狐の大親分・吉五郎を祀る吉五郎稲荷社があり、名鉄小牧駅から小牧山城に至る道の途中にはお梅という狐をお祀りした御林稲荷があります。小牧一帯にはいろいろな狐が、それこそ昔の博徒渡世人のように勢力争いをしていた話があるので、吉五郎親分のほかにも名のある狐がいます。 同じく地域の親分的な狐では、刈谷市の松雲院にいたといわれる恩田の初蓮が有名です。刈谷周辺も名狐が多くいます。 まあ、吉五郎親分にしろ、初蓮さんにしろ、怖いというよりは愛嬌のある地域の大親分というところですが。 逆に怖いといわれるのは、岡崎市村積山、村積神社境内にある殺生石。 最近割れたと騒動になった那須の殺生石ですが、それの一部とされる石です。触ると祟られるとか。(心霊番組で事情を知らない芸人さんにバシバシ触らせたオソロシイ企画もありました…) 愛知県の妖怪伝承を研究しているグループもありますので、そのあたりは調べれば無数にでてくるとは思いますが、まずは思い出せた限りで。
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございました。
お礼日時:5/22 20:48