違います。
「日本最北端の地の碑」が建っている場所は、そこが日本最北の地とは限らないからです。
たったそれだけの解釈をすればこの問題は解決です。
現に俺はそう解釈して納得していますが。
そのような解釈をする理由を説明します。
実は「日本最北端の地の碑」が建っている宗谷岬は「日本政府が実効支配している領土」の最北端でもありませんし、「北海道の最北端」でもないんです。
宗谷岬の周辺にはいくつか小さな島があります。人が住むどころか上陸すら困難な小さな島ばかりですか゛、そのうちのふたつ「平島」と「弁天島」が宗谷岬より北にあります。
つまり択捉島以外の日本最北の地は、このうちの「弁天島」であって宗谷岬ではないんです。
だから宗谷岬の「日本最北端の地の碑」は、日本最北ではないと解釈することは可能なのです。そこより北に日本の領土があってもなくても、そこに「日本最北端の地の碑」が存在するだけの事です。
宗谷岬はあくまでも「現在において一般的な日本人が何の制限もなく行ける範囲内で日本最北である」ということに過ぎない地なのです。