戦後自衛隊が創設された際に、旧日本軍の将官が入隊しなかったのはなぜなのでしょうか。 ドイツで戦後創設された連邦軍では ・ハンス・レッティガー(元国防軍装甲兵大将)
戦後自衛隊が創設された際に、旧日本軍の将官が入隊しなかったのはなぜなのでしょうか。 ドイツで戦後創設された連邦軍では ・ハンス・レッティガー(元国防軍装甲兵大将) ・ヨーゼフ・カムフーバー(元国防軍航空兵大将) ・アドルフ・ホイジンガー(元国防軍陸軍中将) など大将・中将クラスの元国防軍軍人もいましたが、自衛隊に入隊した旧日本軍軍人は最高でも大佐まででした。 何か自衛隊に入隊させられない理由でもあったのでしょうか?
ミリタリー・49閲覧
ベストアンサー
1950年6月25日、朝鮮戦争が勃発を受け、急遽創設された警察予備隊を実質的に運営する旧軍職業軍人の雇用が不可欠であり、またモスクワにつながる日本共産党勢力の過激な動きに対しても万全の体制を取る必要があった。 このような急迫性に鑑みマッカーサーおよびホイットニーは「レッド・パージ」を開始すると同時に、軍人を含む追放解除を認めざるを得なくなります。 さらにマッカーサーがトルーマンの逆鱗に触れ1951年4月解任されたことにより追放解除は急展開、後任のリッジウェーは予備隊に入用な旧陸海軍将校の解除を本国政府に迫り、大物クラスを含む軍人、政治家、財界人など約18万人が五月雨式に解除されます。 結果的に陸軍42,754名、海軍23,476名が追放解除となりますが、日本政府は旧軍思想が予備隊に持ち込まれることを拒否し、結果的に旧軍の大佐を除く佐官、尉官が予備隊の幹部として迎えられ、大佐級は予備隊が保安隊に組織替えとなってから採用されています。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございます!
お礼日時:5/25 8:44