チェーホフの魅力について
チェーホフの魅力について 昨年「桜の園」「三人姉妹」を読んで理解できませんでした。結局滅びゆくものや時代に取り残される者が新興勢力に取って代わられる現実を描いたんだと思いますが、登場人物の細かいせりふに込められた機微がわかりませんでした。 今年「かもめ」を読み始めたものの、やはりせりふが頭に入りません。 チェーホフのどのようなところを読む(読み解く)べきでしょうか?
ベストアンサー
戯曲は私も苦手なのですが、チェーホフの魅力を理解したいならひとまず短編小説から、「犬を連れた奥さん」「六号病室」「中二階のある家」など、よく知られた作品を読むことをお勧めします。 とくに「犬を連れた奥さん」は不朽の名作と言ってよく、読めばすぐに素晴らしさを理解できるはずです。
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございます。 昨夜「犬を連れた奥さん」を読了しました。ラストの 「どうしたら?どうしたら?」というグーロフの疑問から 「そして二人とも、旅の終わりまではまだまだ遥かに遠いこと、いちばん複雑な困難な途がまだやっと始まったばかりなことを、はっきりと覚るのだった」という6行はとても美しいと思いました。 中央公論社の世界の文学に「六号室」「中二階のある家」もありました!
お礼日時:5/17 7:28