マニュアルモードとか絞り優先と言う言葉が出ていますが、ここは応用撮影モードとも呼ばれるモードです。良く分からない人が使うべきでは無い。
撮影条件の一部あるいはずべてを撮影者が設定することになるので、意図的に絞り値やシャッタースピードを、任意の値に固定したいなどで使うべきモードで、分からずに使えばハチャメチャな写真になって当然なのです。
良く分からない人は、フルオートから始め、基本的にカメラ任せで撮影するところがスタート地点です。フラッシュの発光禁止など、ごく一部だけ気をつけていれば、多くのシーンでそれなりに撮影出来ます。
次のステップが、シーンの選択だけ撮影者が行う、シーンセレクトオートです。カメラがシーン判別を間違えることがあるので、それを撮影者が決めてしまう訳です。各シーンで必要な設定は、殆どカメラが行います。この辺りで練習し、絞りとかシャッター速度がどれくらいの時に、どのような写りになるのかを学んで下さい。その後に、応用撮影モードをお試し下さい。
応用撮影モードの入口は、Pモードです。露出はカメラがコントロールしますが、連写設定とかピント合わせのモードなどは、撮影者が自分で選べます。スポーツなら、高速連写モード+ピント追尾モード(AF-Cなど、メーカーにより呼び名は違います)を選択するなどですね。シャッター速度が遅くてブレる時は、プログラムシフトでシャッター速度が速くなる方向へ調整出来ます。
上記で、どの程度のシャッター速度が使えるか経験を積むと、シャッター速度優先オートでも、どの程度の速度を指定すれば良さそうか判断できるようになります。そうなってから、この辺りは使って下さい。
Mモードは、魔法の撮影モードではありません。ある程度露出の理屈が分かってから、使うようにして下さい。