満州国の前後の時代には、ソ連も中国方面に触手を伸ばしていたと思いますが、アメリカはなんでソ連には圧力をかけなかったんでしょうか?
満州国の前後の時代には、ソ連も中国方面に触手を伸ばしていたと思いますが、アメリカはなんでソ連には圧力をかけなかったんでしょうか?
ベストアンサー
手出ししたときはかけてますよ。 1929年の奉ソ戦争(中東路事件、中ソ紛争)の時です。 これは北満州の東清鉄道のソ連権益を張学良政権が実力で回収(施設占拠、領事館捜索、ソ連人職員の追放など)しようとしたので、ソ連が北満州を占領した事件です。これに対し米英仏は不戦条約違反であると非難しています。それもあってか、ソ連は従来の権益を保障する協定を中国と結び、撤退しました。侵攻から3か月ほど、米英仏の非難から1か月も立たずに終結しています。 北満州のソ連権益はロシア権益を継承したもので、既得のものです。 これ以外に、非公然で確たる証拠もない中国共産党支援を除けば、ソ連は触手を伸ばすような真似はしていませんので、アメリカも圧力をかけようがありません。
質問者からのお礼コメント
詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!
お礼日時:5/23 9:50