反日のために中国についているわけではありませんよ。
まあそれはともかく、彼らは「客観的」「俯瞰」という見方が破滅的に欠如しています。
言い方を変えれば「自分が置かれている状況が分からない」のです。
我々だってそうですが、普通は「両方」見て、考えて判断しますよね。
「得と損」「利益と不利益」「メリットとデメリット」なんて。
自分にとってどちらが得かを考えて、判断するわけです。
日本でいえば、例えばアメリカと中国どちら側につけば国際情勢の優位に立てるか、なんてものです。
「客観的」「俯瞰的」に物事を見るわけですね。
ですが、彼らは逆。「主観的」なのです。
「自分は正しい、優秀である」というのが彼らの根本にあるため、彼らの中では「得をする」ことが前提になっています。
だから、アメリカから声をかけられれば身体ごとアメリカになびき中国を批判し、中国から声をかけられれれば身体ごと中国になびきアメリカを批判する。
彼らには「軍事面ではアメリカ、経済面では中国」という、彼らの「都合」が根本にあるわけですね。
アメリカを頼れば中国がどうするか、中国を頼ればアメリカがどうするか、という「相手」のことを考えていないため、結果両側から「使えない」となってしまうわけですね。
以前、米朝会談が韓国の「お膳立て」により上手くいかなかったことがありました。
これは米中同様、文大統領がアメリカと北朝鮮に対し都合のいいことを何も考えず言ったからです。
アメリカには「北朝鮮が核を放棄する」と伝え、北朝鮮には「アメリカが制裁を解除する」と伝えました。
当然そんな思惑は両国にはなく、会談がうまくいくはずもなく、両国がそろって韓国に対し失格の烙印を押しました。
互いの都合のいいように、調子のいい事だけを伝え、後の内容は当事者同士に決めさせ、その「手柄」を韓国にものにする。
という、韓国側の浅はかな主観的な考えが前提にあったからですね。
得することが前提になっているので、得をすることは「当然」だと思っています。
そのため、相手のことを考えずでまかせだけをいい、実行は相手にやらせます。
それを「協力」として、自分だけが受け取るという算段なんですね。
逆に「失敗」をしたとすれば、それは「うまくやらなかった相手の責任」であるため、自分はやっぱり正しいわけです。
なので、アメリカがいいとか中国がいいとか、そもそも考えていないのです。