今のところ「変わらない」とされているようです。
別の宇宙があって、そことのエネルギーのやりとりが証明されたら、
我々の住む銀河系の属する「この宇宙」のエネルギーは
一定でないことになりますが・・。
なお、「宇宙の加速膨張」は
「エネルギー保存則に反していない」ことになっているそうです。
ニュートンの重力理論では、2つの質点は互いに引力を及ぼしあう為、
重力だけが作用している場合、それぞれの速度は、
2質点が近づくと大きく、遠ざかると小さくなります。
この運動エネルギーの変化を相殺するように、質点が近づくと小さく、
遠ざかると大きくなる重力エネルギー(U = -GmM/r )を考えます。
そして、全エネルギーを
運動エネルギーとポテンシャル・エネルギーの和として定義すれば、
エネルギー保存則が満たされる事になります。
加速膨張する宇宙は、空間自体が負のエネルギーを持っているものと
考えます。
膨張するとは体積が増すこと。
これは、負の絶対値が大きくなることを意味します。
(エネルギー値が小さくなることを意味します。)
一方で「これを相殺するかの様に」膨張により物質の
「運動エネルギー」は増えていく事になります。
(エネルギー保存則は経験則でありそれ自体は証明されていませんが、
これまで保存則を破る様な現象は一つも見つかっていないようです。)