通訳の方は、どの様な方法で外国語を訳すトレーニングをしている?
通訳の方は、どの様な方法で外国語を訳すトレーニングをしている?
ベストアンサー
米系IT企業の専属通訳をしております。 元高校英語教員で、フィリピンに移住し、英語コールセンターを歴任して、一度フリーになって通訳・翻訳(文書、字幕、吹替など)を行ってから現在に至ります。 言うまでもないことですが通訳者で英語が話せない、聞き取れない人はいません。つまり「和訳なし」で英語をリアルタイムに脳内処理し理解することが「通訳できるための前提」です。 なのでまずは「和訳しないまま英語音声を脳内処理」する訓練から始まります。 https://www.youtube.com/watch?v=mG-ZpRvbnhw&t=157s そして「自分に入ってくる言語を別言語に転換して人に伝達する」という「通訳」のステップに入るわけですが、同時通訳では「聞きながら話す」という2つの神経を同時に均等に払い続ける必要があります。そのための訓練がシャドーイングです。これは決して発音や聞き取りの訓練ではなく、英語が話せて聞き取れる人が、「聞きながら話す」ための特殊訓練です。 最初は「日本語シャドーイング」から始めます。それでも最初のうちは「聞くことに集中すると口が止まってしまい、言うことに神経を奪われると聞こえているはずの音声の内容を聞き逃す」ことになります。だから「耳から入る音声情報を常に理解しつつ、自分の言葉も発し続ける」という2つの神経を切り離して同時に使う訓練が必要となるわけです。 同時通訳を目指さない、まだ発音やリスニングが未熟な人がシャドーイングをすると最悪「発音が下手になる」とか「聞き取りに神経がうまく払えない」などの弊害すら発生します。 https://youtu.be/unvgqQgRzVQ さて通訳の要領それ自体は、思われているほど難しいものではありません。英和通訳の例を取って、どのようにして大きく語順の違う言語をうまく転換しているかのコツを解説しました。 意外と簡単、同時通訳入門 https://www.youtube.com/watch?v=67gNK1PiOh0 ある程度通訳者の頭の中で起きていることが上記のビデオで理解していただけるのではないでしょうか。
>同時通訳を目指さない、まだ発音やリスニングが未熟な人がシャドーイングをすると最悪「発音が下手になる」とか「聞き取りに神経がうまく払えない」などの弊害すら発生します。 ↓の動画の女性なんかは いい見本ですよね。 https://www.youtube.com/watch?v=h0xo4VmZPc8&t=7s
質問者からのお礼コメント
ありがとうございました。
お礼日時:5/28 9:59