コンピュータの、〇〇ビットには、いくつかの定義があります。
1つには、CPUの扱えるメモリアドレスが128bitある事。
これが多いと沢山のメモリを接続する事ができます。
ただし、64bitのメモリアドレス(1677万TB)すら使い切るのははるか先なので当分出番はなさそうです。
(とはいえ、30年前には天文学的に思えた32bitのメモリ空間(4GB)ではもはや足りなくなったので、いつかはそうなる可能性があります)
もう一つは、CPUの中のレジスタと呼ばれる計算に使う装置のサイズです。
これが大きいと一度に扱える数値の上限が上がります。
例えば、8bitのコンピュータは、255までしか数値を扱えないので、それ以上大きな数は分割して何度も計算する必要があります。
これも実質、32bitもあれば大抵の計算は可能なので、増えてもそんなにメリットはないのですが、
1つのレジスタに複数の数値を同時に並べて入れて、1つの計算で複数の数値を同時に処理する機能があり、
それ用のレジスタでは、既に128bitや256bitという大きなレジスタも使われています。
(それをもってして128bitCPUとか、256bitCPUとは普通は呼びませんが、何と呼ぶかはメーカー次第なので。)
なので、作る事自体は可能ですが、やっても特に速くはならず、値段がとても高価になるだけなので、今のところはメリットが何もなく、わざわざ作る必要が無いです。
それに現在は個々のCPUの性能を上げるよりも、複数のCPUを搭載して、並列処理させる方が主流ですし。