ベストアンサー
これは,「質問者さまのご質問の意図をくみ取らなければ,質問者さまの求めるお答えを正確に回答できない」という,洞察力がめっちゃ問われるご質問だと思います。 ご質問の文面をそのままんま捉えますと,存在しない,という答えになってしまいます。 ただし,質問者さまが,「1mのひもさえも近似をとらずには現実世界に存在しない」ことを考慮してこのご質問をされている, ということではなさそう(考慮して,となると,質問文自体の内容が矛盾して文として成り立たなくなりますので)なので, ご質問者さまが本当にお聞きになりたいことは, 『1mのひもが存在するとして』という前提上で,きっちり3等分したひもは存在するか,というお話だと思うのです。 また,現実問題としての技術面での問題も考慮しない,ということだと思うのです(切断する道具の形状による影響とか,切断時の摩擦によっていくらか消滅(摩耗)する問題とか,そういうのは無視しての話をなさっているのだと思います)。 ようするに,質問者さまがお聞きになられたいことは 「1mのひもが存在する前提で,0.333…mのひもは存在しますか」 ということだと思います。 そうすると,存在する,という答えになります。 1mのひもが存在するという前提上なら, それをきっちり等しく3等分した長さのひもも存在します。 つまり,0.333333……mという長さのひもは存在します。 2等分すると0.5mずつになり, 0.5mのひもが存在するように, 3等分すると0.333…mずつになり, 0.333…mのひもは存在します。 ちゃんと端から端まであり, その端から端までの長さが0.333…mです。 「確かに存在する長さ」ではありますが, それを「10進法」というルールのものさしで測ると測れない,ということです。 「存在しない」ではなく,「測れない」です。 存在するのだけれども,10進法のものさしでは測れないのです。 >理論上存在しているよ。って話ですか? 1m自体が理論上存在しているものなので,そう考えると,3等分も,それどころか2等分ですらも,理論上のみでしか存在しない,ってことになります。 しかし,1mの存在を現実のものとして許容するなら,3等分も,もちろん2等分も,現実のものとして物理的に存在します(技術面は無視するとして)。 「現実世界」と書いてしまわれたので,みなさん,このような回答になっていると思います。 「現実世界」で物理的に得られる数値はすべて測定値であり,測定値は近似値なので,「現実世界」には真の値は物理的に存在しないのです。 でも,質問さまのおっしゃる「現実世界」とは,算数範囲の世界観(ふつうに5cmの線分があるとして計算したり測って答えたり作図したりする世界観)のことをおっしゃりたかったのかな,と思います。
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございます
お礼日時:6/25 16:14