fw190の冷却について 開閉するカウルフラップが写真で見ると付いているように見せないのですが カウルの後ろ側のスリットに調整機構がついているんでしょうか?
fw190の冷却について 開閉するカウルフラップが写真で見ると付いているように見せないのですが カウルの後ろ側のスリットに調整機構がついているんでしょうか? fw190は発熱量が大きいらしいですし日本機に多い外側に開くカウルフラップを採用しなかったのは不思議です
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ベストアンサー
カウルフラップは開くと抵抗が増えるので、初期生産機のFw190A-0では排気ガスを高速で噴射する際に生じる負圧によって排気管周りの隙間から内部の冷却空気を吸いださせる設計になってました。気流は高速になるほど圧力が下がるのを利用したんです。エンジンの前に強制冷却ファンを設けて空気を多く吸い込んで押し出すこともやってます。しかし実際には設計時の想定ほど上手くいかず過熱しやすかったので、本格的な量産型となるA-2からは排気管よりも後ろに3本ずつスリットを追加してそこから吸い出すようになりました。Fw190を鹵獲して調査した連合国でもイギリスのシーフューリーやアメリカのF8Fなどで真似してますが、スリットのみでは足りなかったのかカウルフラップも併用してます。
日本機ではエンジン始動時は全開など、高度や回転数に合わせてカウルフラップの調整が必要のようですが fw190のスリットには調整機構はあるんでしょうか?それとも強制冷却ファン側に調整機構が搭載されているんでしょうか?
質問者からのお礼コメント
ありがとうございます F8Fの話も面白かったです!
お礼日時:6/28 23:34