小説を書く上で人とあまり関わらなかった、人を普段から見ていない人間がそうでない人間より優れている点があるとすれば、それは一体何なのでしょうか?
小説を書く上で人とあまり関わらなかった、人を普段から見ていない人間がそうでない人間より優れている点があるとすれば、それは一体何なのでしょうか? 欠点でも見方を変えれば武器になるかとの考えからの質問です。
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ベストアンサー
優れているとか優れていないというより、「どういう小説を書くのに向いているか」と捉えた方がいいのではないですかね。 ところで、「小説には必ず人を登場させなければならない」などという決まりは別にありません。実際、人間がほとんどあるいはまったく出てこない小説というのも、それほどめずらしいわけではない。 国語の教科書に載ってるような作品でいうなら、井伏鱒二の『山椒魚』や宮沢賢治の『やまなし』がそうですね。まあ、彼らはあまり人と関わらなかったわけでは全然ありませんけれども。 私が比較的最近読んだものだと、グレッグ・イーガンの「クロックワーク・ロケット」三部作がそうでした。SF小説にはけっこうたくさんあります。 つまり、小説を書くからといって、必ず人間を描写しなければならないわけではありません。 ただし、小説の読者になるのは現時点では人間だけなので、人間の言葉で書かないと小説として成立しない、これを忘れてはいけませんが。 仮に人間を登場させるにしても、作者に「人間とはこういうものだ」という思い込みや先入観が少ないということであれば、それはそれで強みになるのではないですかね。
質問者からのお礼コメント
自分には無かった見方を知る事が出来たように思えて、参考になりました。ありがとうございました。
お礼日時:7/5 17:05