コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズの長編小説4作のうちで、1番の傑作はどれですか?
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聖地をイギリスとするか、インド、アメリカかで変わって来るし傑作を一つ絞って選べないけど、あえて: 「四つの署名」 八十日間世界一周に似ていて、ヴェルヌに通じる冒険小説。 インドでおきた事件をイギリスで紐解く外地ものでドイルの真骨頂。警察のランチに読者も乗せてもらって、追跡気分で楽しめる冒険活劇。 財宝の結末と、ワトソンが貴重な宝=夫人を得たのも、彼に皮肉で答えるいつものホームズもすばらしい。全体的にフェア、客観的叙述。 「バスカヴィル家の犬」はステイプルトンの正体、魔犬の正体の種明かしに無理あり。ホームズしか知らない事実ばかりでアンフェアに感じる。前半のサスペンスの盛り上げはさすがドイル。 なお「緋色の研究」の第二部(モルモン教徒編)、「恐怖の谷」の復讐の上塗りもストーリーテラーの才を感じます。 私は「オレンジの種五つ」の謎と不満は「恐怖の谷」で解説してもらった気分でした。
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