先日、NHKのクラシック倶楽部のピアノリサイタルの模様(ピアニスト 辻井伸行さん、サントリーホール)をオンデマンドの再放送で見ていたのですが、番組の後半で有ろうことかのハプニングが起きました。
先日、NHKのクラシック倶楽部のピアノリサイタルの模様(ピアニスト 辻井伸行さん、サントリーホール)をオンデマンドの再放送で見ていたのですが、番組の後半で有ろうことかのハプニングが起きました。 なんと演奏中のスタインウエイのフルサイズグランドピアノの弦(かなり右の方の高音部)が切れて、破断の大きな音も聞こえましたし、TVですから切れた弦が蛇の様にのたうつような映像もはっきり映ってました。演奏中の辻井さんは多分事態は察していたと思いますが、さすがプロ、たじろがず演奏を続け完璧にその曲を終えてました。個人的に心配したのはその切れた弦の音符のところの演奏は大丈夫だったのか?肝心な音が出ないのでは?と危惧してましたが演奏には差し障りは無かったようです。それどころか、アンコール曲2曲も無事弾き終えて、いやはらはらしましたが、こんな事も起きるもんなんですね?初めて目にして非常に驚きました。ひょっとしてグランドピアノは万が一を想定して同じ音階に2本ずつ弦が張られてるんでしょうか?
ベストアンサー
他の回答にもあるように多くの音の弦は3本張ってあります。家庭用のピアノは滅多に切れることはありませんが、プロのピアニストのような使い方をすると、しばしば切れるようです。調律師の人もミスると切ってしまうようです(調律の実習の時に慣れないとよく切ってしまうらしいです)。 五嶋みどりさんのエピソードを書こうと思ってましたが、すでにご存じなのですね。あれに比べればどうってことない感じだと思います。 ピアノの複数ある弦は、実は音程を微妙に変えて調律しているんです。音程を完全に合わせてしまうと、まるで1本の弦しかないようなモノラルチックな音になりますが、微妙にずらすことによりステレオ的というか音に奥行き感が出てきます。オーケストラで弦楽器がヴィブラートをかけますが、それも微妙な音程のずれを利用して音に奥行き感を出すためだと言われています。それと同じようなものです。万が一に備えて複数あるわけではないのです。
調律の奥深いお話有難うございます。3本の弦の微妙な調整で音の厚みが生まれる、なるほど。本数が多い事がスペアー的な事と安易に考えてましたが認識新たです。
質問者からのお礼コメント
演奏会のハプニングが切っ掛けでピアノと言う楽器の奥深い事を知る事が出来て感謝です。コメント頂いた皆様にお礼申し上げます。
お礼日時:7/6 2:58