ベストアンサー
別に法的に決まっているわけではなくマナー・慣習の 類いですが・・・ 礼服・・いわゆるブラックフォーマルと言われる物は 日本独自の物です なぜ日本独自の物があるかといえば日本が貧しかったからです 結婚式で新郎新婦の父がモーニングを着ているのを見たことが あると思いますが あれは昼の正装という礼装です 実はあのモーニングは礼装の中でも最上位の格の正装なのですが 葬儀でも正装を着る立場の人が着ることはあります もともと礼装とは儀式・式典で着る服という意味ですが 3段階の格があり正装→準礼装→略礼装と順に格がさがります つまり本来礼装を準備するならば最低でも3種類の服を 購入しなければいけません (夜昼・慶弔を考えれば,もっと沢山いります) しかし昔の日本は着物から洋装に移行したので着物文化も 残っていますし そもそも滅多に着ない礼装を3種類も用意しておく 余裕は庶民にはありませんでした そこで日本の洋服屋さんが正装・準礼装・略礼装とどの立場でも 着てもよく ネクタイを変えれば慶弔両方使える、昼夜も関係ない という便利な服を考え出したのがブラックフォーマル=礼服で 便利で1枚で済むのであっという間に浸透しました まあ当然日本の洋服屋さんが勝手に作ったので日本独自の 物で海外では通用しませんが・・・ 海外の映画などで葬儀の風景があると思いますが 当然日本でいうブラックフォーマル=礼服を着ている人は いませんよね しかし日本では先に書いたようにブラックフォーマル=礼服が 浸透してしまい結構な年数が経ってしまったので 日本独自ではありますが逆にブラックフォーマル=礼服 でないといけないという風になってしまった訳です まあ慣習というか日本独自のマナーとなった訳です とはいえ葬儀はまだまだ根強いですが その他の式典・・ 結婚式や祝賀行事などは西洋の礼装基準を取り入れる人も増え 結婚式で新郎新婦の友人男性がブラックフォーマル=礼服 ではなく 略礼装のダークスーツを着るのも 自然になってきましたよね なので時代とともに変化する可能性はあります 子供の制服は諸説ありますが 大人同様貧しかったので 子供用の礼装など用意できなかったとか 軍隊の制服・・儀礼用などは国際的にも礼服として認められており 子供の制服はもともと軍隊の制服を参考に作られたからとか 軍服にならって制服も礼装となったとか色々言われていますね まあ個人的には昔はまずしくてキチンとした服は制服ぐらいだった説が 有力だと思います 今の若い方は日本は豊かな生活をしていると思っている人が多い ですが 日本も昭和の高度成長期前は貧しかったんで・・・
質問者からのお礼コメント
アドバイス ありがとうございました。
お礼日時:7/4 14:25