偏差値70以上は母集団の2.28%をしめます。例えば、母集団が1,000人だとすると、偏差値70は、およそ23番目ということです。高校の偏差値は、高校受験をする人が受ける模試の結果、合格者を追跡して出されたものです。高校受験はほとんどの人が受けますので、その都道府県において、偏差値70というのは、上位2.28%に入るということですから、かなり良い成績です。しかし、大学受験ということになると、現在の大学進学率は全国で50数%ですから、半分余りの生徒しか受験しないことになります。仮に同世代の半分が大学受験をすると仮定すると、高校の偏差値70の集団的位置は、下位グループが半分抜けて、母集団500人なると考えると、その約23番目ですから、大学受験者グループの中では、上位4.6%に入る状況ということとなります。全大学生に占める医学部の学生数の比率は約3%ですら、偏差値70の高校でもトップクラスにいても医学部合格はなかなか大変でしょうね。これらのことを考えると、偏差値70くらいの高校は、その学校のトップクラスの生徒であっても、医学部は結構大変ですが、それ以外の国公立大学や有名私立大学の学部ならば、その高校の上位の成績を維持していれば、充分合格の可能性は、あると思います。現在は、結構良い位置にあると考えて良いと思います。自信を持って、これからもがんばっていきましょう。