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2023/2/21 19:42

22回答

ご拝察申し上げる、これは察する(敬う)+言う、ですか? 他にも○○申し上げます、のように、言葉+申し上げます。

補足

間違えました。言いましたというか→言いましたという

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「拝察」は名詞です。 動作性の漢語ですので、「スル」をつければ動詞(「サ変動詞」=サ行変格活用の動詞)になります。 「ご拝察申し上げる」は、「言う」ではなく「する」という意味です。 「申し上げる」は、 ①「言う」の謙譲語であり、自分の行為をへりくだり間接的に相手を立てる表現です。 「言う」の謙譲語には「申す(申します)」もありますが、「申し上げる」はより敬意の度合いの高いことばです。 また、 ②「申し上げる」には「言う」の謙譲語としての使い方のほか、補助動詞として動作の向かう先に対する敬意を表す用法もあります。(下記の謙譲語形式の(1)) 謙譲語の形式(1)に従えば、「拝察する」は、 「ご拝察する」「ご拝察いたす」「ご拝察申す」「ご拝察申しあげる」 となります。 (2)に従えば、「する」を「いたす」に置き換えて、 「拝察いたす」 となります。 ところが、「拝察」とは、<推察することをへりくだっていう語>であり、「謙譲語」です。 「ご~申し上げる」は、「~する」ことをへりくだる謙譲語の形です。 「ご《拝察》申し上げる」は、形の上では上記の謙譲語の形になっていますが、「推察する」という一つの言葉で、「ご~申し上げる」という謙譲語の形と、「拝察」という謙譲語とで、同じ種類の敬語(謙譲語)が重複していますので、【二重敬語】と呼ばれる表現で好ましくないとされています。(下記、参照) したがって、(1)の「ご~申し上げる」の形ではなく、(2)のつくり方にしたがって、 「拝察する」の「する」を特別な動詞の謙譲語「いたす」に置き換えて、 ○「拝察いたす」 とします。これは「する」を「いたす」に置き換えただけですので、二重敬語にはなりません。 なお、「申し上げる」を「言う」の謙譲語として使う場合には、助詞「を」を使います。 「新年のお祝詞《を》申し上げます」……「言う」の謙譲語(「を」を入れる) 「ご案内申し上げます」…………………「案内する」の謙譲語(「を」は入れない) 【ご参考】 もうしあげる【申し上げる】 大辞林 第三版 ① 「言う」の謙譲語。言上する。「申す」よりも一段と謙譲の度合が強い。 「ひと言お礼を-・げる」 ② (補助動詞)「お」「御(ご)」を冠した動詞の連用形や動作性の体言の下に付いて、動作の対象に対する敬意を表す。…いたす。 「実情をよくお話し-・げる」 「この件については、改めて御ご相談-・げるつもりでおります」 ■謙譲語の形式には、 ①動作を表す言葉を「お(ご)~する、お(ご)~いたす、お(ご)~申す(申し上げる)、お(ご)~願う、お(ご)~いただく」で挟んで作る。 ②特別な動詞の謙譲語を使う……「拝見する・伺う・申し上げる」、「参る・申す・いたす・おる」、「もらう」の謙譲語の「いただく」など ③名詞に「拙、卑、愚、小、粗」などをつける。 ↑上記①の場合、「~」には、 漢語の場合は、「スル」をつけて動詞になる熟語(サ変動詞の語幹)が入ります。 和語の場合は、動詞の連用形(「○○マス」の形)が入ります。 ■「二重敬語」 [敬語の指針](平成19.2.2・文化審議会答申) https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/sokai/sokai_6/pdf/keigo_tousin.pdf P30 (2) 「二重敬語」とその適否 一つの語について,同じ種類の敬語を二重に使ったものを「二重敬語」という。例えば,「お読みになられる」は,「読む」を「お読みになる」と尊敬語にした上で,更に尊敬語の「……れる」を加えたもので,二重敬語である。 「二重敬語」は,一般に適切ではないとされている。ただし,語によっては,習慣として定着しているものもある。 【習慣として定着している二重敬語の例】 ・(尊敬語) お召し上がりになる,お見えになる ・(謙譲語Ⅰ)お伺いする,お伺いいたす,お伺い申し上げる