もうおねがいゆるして…
結愛ちゃんの事件をまだ覚えていますか?
なぜにこのような悲惨な事件が繰り返されるのだろうか?
欧米と日本との対応を比較してみた…
ロシア等を除くほとんどの欧米諸国では近隣住民を含めた虐待の通報義務があります。
通報義務を怠ると1,000ドルの罰金を課せられる国もあるのだ。
通報で駆けつけた行政は虐待の捜査権限、義務があり、子どもの安否が確認されるまではテコでも動きません。確保義務があります。
酷い虐待をした親は親権を剥奪されます。
また再生の見込みのある親には親子分離等をした上で専門の更生プログラムが用意されていて親が成長するまでは子どもは親の元には戻されません。
また虐待を受けた子供も、普通の家庭で育ったならば、当たり前に獲得出来た、能力や感情を獲得出来ずに、情緒不安定になったり、せっかく見つかった里親さんの元をたらい回しになったり、大人になっても、職が長続きせず、転職を繰り返したりして、苦労をする人が多いので、こちらも専門のプログラム、サポートが用意されています。
欧米のこれらの取り組みが本格的に始まったのは1980年代頃からですが、早い国では1965年頃からはじまり様々な試行錯誤が繰り返されて来ました。
そして日本の虐待関連の予算ですが、アメリカのたった1/130、人口が半分以下のイギリスで比べるとおそらく1/30くらいしかありません。ソーシャルワーカーの質も数も足りません。
法律も制度も体制もなんもなく、ただ事件が起きれば道徳が語られるだけ。これでは防げる筈もなく、減らせる訳も無いのは当たり前です。
これらの取り組みのお陰で先進23カ国は虐待は減り続けていますが、先進23カ国の中で唯一虐待が増えているのが日本と先日の日本テレビのEテレでも報道があったそうです。
虐待は、あってはいけないものと考え、隠すのが日本、
虐待は、あって当たり前と考え、何とか防ごうと、制度改革するのが欧米。
欧米のシステムが有れば、結愛ちゃんは助かったのは確かなのです。
我々が知る虐待事件は、子どもが虐待で亡くなって、はじめて報道され知るだけです、氷山の一角なのです、その氷山の一角の虐待事件を上述の欧米のシステムに当てはめて見て下さい、全ての命が救えた筈です!