(1)、(2) ともに､ ０℃、1.00×10⁵ Pa と 0℃､ 3.00×10⁵ Pa での体積を 問うています｡ 圧力を 3.00×10⁵ Pa にしたときだけでなく､ 元の圧力(1.00×10⁵ Pa)に 換算すると体積がどうなるかを問うているということです｡ 容器内を 0℃､ 1.00×10⁵ Pa に保ったとき､ 水に溶けた体積は 49.0mL､ 気体の体積は 3.00L より､ 容器内の体積はあわせて 1.00×10⁵ Pa で､ 3.00+0.049=3.049 [L] 存在します｡ 3.00×10⁵ Pa にしたとき､ ヘンリーの法則より､ 1.00×10⁵ Pa 換算で､ 0.049×3=0.147 [L] 溶けるので､ 気体の体積は 1.00×10⁵ Pa 換算で､ 3.049－0.147=2.902≒2.90 [L] となります｡ 3.00×10⁵ Pa では､ 気体の体積は､ 3.049/3=1.016 [L] となり､ このうち､ 0.049L が水に溶けているので､ 気体の体積は､ 1.016－0.049=0.967≒0.97 [L] となります｡ (上記の別解) ボイルの法則より､ 2.902/3=0.967≒0.97 [L] としても同じです｡