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好きな文豪について語ってください!! みなさんの好きな(おすすめな)文豪はどなたですか?? 私は太宰治です! 作品が読みやすいのと、太宰治の性格が結構好きです。

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回答(4件)

夏目漱石、森鷗外、幸田露伴、泉鏡花、中島敦、下村湖人、山本周五郎、辻邦生、シェイクスピア、ゲーテ、エドガー・アラン・ポー、ドストエフスキー、アルベール・カミュなどについて語ってみます。 まず、下村湖人。小説は『次郎物語』『論語物語』の二作しか書いていないので文豪とはいえないかもしれません。でも私には〝人生の師〟ともいうべき重要な作家。真摯さ、不屈の精神、〝大いなるもの〟への憧れ、〝刻下に道に生きる〟ことなどを教えてくれました。 『次郎物語』は主人公の幼年期から青年期までを描いた真摯な自己形成小説。〝運命・愛・永遠〟がテーマ。 『論語物語』は孔子と弟子たちとのやり取りなどを描いた短篇集。私が『論語』を読むようになったのは『論語物語』の影響です。 リンク先は下村湖人と『次郎物語』について。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1457990294 それから、アルベール・カミュ。ドストエフスキーとともに、まさに私の青春そのものでした。次のリンク先でいろいろと語ったので、よかったら参照してください。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10238509405 中島敦。文豪といえるほど作品は多くありませんが、格調のある文体が大好きです。劇的な物語の中で身につまされるような苦悩、呻き、後悔、憧れ、誇りなどを漢文調の文体で真摯に、鮮やかに描き出します。作品の大半は短篇で『李陵』『弟子』『山月記』『名人伝』『悟浄出世』『悟浄歎異』『文字禍』など。主要な作品をほぼ網羅した文庫版の選集『中島敦 ちくま日本文学』をすすめます。豊富な語注が本文の左側にあるのが便利。 https://amzn.asia/d/6NQkrGi 夏目漱石、森鷗外、幸田露伴、泉鏡花、山本周五郎、シェイクスピア、ゲーテ、エドガー・アラン・ポー、ドストエフスキーについては、リンク先を参照してください。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12277385972 最後に、辻邦生。下村湖人の作品に登場する〝永遠〟という言葉が、私は長いこと理解できませんでしたが、辻邦生の作品を読むようになって、ようやく〝永遠〟の一端に触れることができたように思います。たとえば、短篇集『黄金の時刻の滴り』では「永遠のとき」を生きるとは何か、が探求されています。 辻邦生の小説のおすすめは『辻邦生 全短篇』『光の大地』『安土往還記』『夏の砦』『西行花伝』『背教者ユリアヌス』『ある生涯の七つの場所』など。評論・エッセイでは『小説への序章』『詩と永遠』『情緒論の試み』など。

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谷崎潤一郎。 「美への隷属」という感覚が個人的に理解できますし、短編には推理要素の入ったものも多いところが気に入っています。途上、白昼鬼語、友田と松永の話、柳湯の事件など。 『陰翳礼賛』などに見られる徹底した美意識にも魅了されます。 そして瑣末な理由ですが、猫好きだったり、地震を非常に怖がっていた(関東大震災がきっかけで関西へ引っ越したという説があります)ところなど、ちょっと人間くさいところも好きです。

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好きな作家について語っていいなら! 文豪の定義を海外の、それも文学史などを無視して良いなら、 私は貧困と病苦のはざまで書き続きた・ある日倒れて若くして帰らぬ人となったような人が好きです。死後に名声が高まったような、です。 アメリカのジャック・ロンドンとエドガー・アラン・ポー。 ロンドンは「野生の呼び声」の作者。存命中から名声を得ていましたが、家族を含め周囲に利用され、アルコール中毒と巨万の印税を受け取りながらわずかな金にも困っていた稀有な作家です。したがって、小説より奇な40年を生きて亡くなりました。 またポーはアメリカ古典文学の革新者・推理小説の実質的創始者でありながら、 借金苦・多忙すぎる仕事、養父や周囲との軋轢などを抱えた怒涛の雑誌編集・作家生活の末に若くして路上死したと言われています。 作品を鑑賞する上でも彼らの波乱に満ちた生涯が魅力です。

江戸川乱歩です。 まず、文章がとても美しい。 日本推理小説の父と言われる乱歩ですが、推理小説の枠だけに収まらないと思います。 恩田陸さんが、「アメリカにはポーがいたが、日本には乱歩がいる」と書いておられましたが、その意味がよく分かります。