同じ世界史でも、旧学習指導要領に基づく「世界史B」と、新学習指導要領に基づく「歴史総合」「世界史探究」では、日本が出てくる割合はかなり異なると思います。
世界史Bの場合、同じ地歴の選択科目である日本史Bと学習内容の棲み分けを行っているため、日本史Bと範囲が重複する日本の話は、それほど頻繁には出てこないのが通常でしたが、新しい学習指導要領では、生徒たちに日本史と世界史の繋がりを理解させる必要があるとして、概ねフランス革命以後の近現代史について、日本史と世界史を区分せず「歴史総合」という一つの必修科目の中で取り扱うものとし、近代以前の世界史を扱う選択科目の「世界史探究」についても、日本史との繋がりについて重点的に教えるようにという指示が出されているため、日本が出てくる頻度はかなり多くなっていると思います。