回答(2件)
政治状況は下の回答者が簡潔明瞭にポイントをまとめていますが、軍事的な側面で言うと、中国には台湾を侵攻できるほどの強襲揚陸能力がないので、侵攻したくてもできましぇん。解放軍が台湾海峡を泳いで渡ってくるわけにもいきませんよね? 強襲揚陸艦の建造を急ピッチで進めるようだったら、アメリカは第七艦隊を台湾海峡周辺に派遣し、いざという時に本気になって備えるでしょう。 ミサイル打ち込めばいいと言っている人は、ミリタリー知識がない情弱。ミサイルをいくら打ち込んでも、兵士が上陸して進軍できなければ、台北に五星紅旗を打ち立てて実効支配下に置くことはできましぇん。 第七艦隊の砲撃を潜り抜けることができたとしても、山が海岸までせり出している台湾島は地形的に上陸ポイントが限られており、上陸はD-Dayを超える困難な作戦です。台湾内部に中国共産党と結んだ反乱軍・ゲリラの存在がないと、作戦遂行は無理筋。 やぶれかぶれで侵攻したとしても、解放軍におびただしい犠牲者が発生することは目に見えています。そうなると、人民からは「聞いていた話と違う」(なにしろ中共は人民に対して「数時間から数日で台湾島を征服でき、解放軍から犠牲者はほとんどでない」と豪語しています)ということで中国国内で習批判・解放軍批判が出て、民主化要求の潜在的で広範な強いうっぷんと結びつき、天安門を超える大規模デモすら起きる可能性があります。そうなったら中国共産党は終わり、です。
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ID非公開さん
質問者2023/7/26 1:44
知恵袋を見ていたら「起きる可能性が高い」と言う意見をチラホラ見かけたので質問致しました。 内容としては自衛隊の基地の増加やシェルター設置の進め、血液保存など、自衛隊の備えが増加している事らしいです。 そこは気になるところですが、ニュースで特に何かあったと見た訳ではないのでどう言う事なのか…? 台湾や中国、アメリカで何かあったとかですか?
台湾が独立の動きをしなければ、下記の理由で台湾有事は起きませんが、 現在はその機運はなく将来も兆しが感じられません。 習近平国家主席が武力行使も辞さないと発言する時は、必ず「台湾の独立の 動きに対して」という前置き(前提)が付いています。 中国にとって台湾は国内地域で、そこに軍事侵攻する法的根拠は反国家分裂法 しかないからです。 具体的な独立の動きを行えば、中国は間違いなく軍事侵攻すると思いますが、 台湾の世論調査結果は独立派17%、統一派7%残り大半は現状維持を希望して おり、台湾政権も現状維持を主張しているので現在中国が軍事侵攻する理由 (大義)も法律もありません。 独立機運の高まりがない現状では台湾侵攻はありません。 中国は共産党一党独裁なので新しい法律を作ることは可能ですが、それを 作らないということは独立の動きがない限り侵攻しないという意思表示で、 その意志を国内外に示しています。 一方、バイデン大統領が軍事介入すると発言した前提は、台湾が独立を企て ない現状を、中国が武力行使で強制的に変更しようとした場合に限られて います。 アメリカが軍事介入する法的根拠は1979年に成立した台湾関係法です。 バイデン政権を含めアメリカ歴代政権が台湾独立を認めたことはありません。 アメリカは1978年の米中共同声明で「中国は一つ、台湾は中国の一部、中国 政府が合法的な政府」を宣言しています。 台湾関係法は米中共同声明を前提に作られており、台湾の独立のために軍事 介入する法的根拠にはなり得ません。
ID非公開さん
質問者2023/7/26 1:39