結論から言えば自転周期と公転周期が同じだからです。
詳しくはこちら(類似質問の回答のコピペ↓)をどうぞ。
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バケツに水を入れて
肩手で持ち
グルグル回すと
あら不思議!
水がこぼれません・・・!!
子供の頃に
誰でも1度はやった事があるこの遊び
さて、この時
「バケツの口側」は常に
バケツを回している腕の
回転軸(肩)の方を向いているでしょ。
腕が1回転するたびに
「バケツ」本体は地面に対しては
1回転しているので
結果的にバケツの自転と
腕の回転運動が一致している事で
それを回転の中心から見ると
常に「バケツの口側」が
「肩(回転軸)」方向に向いている状態になる訳です。
「月」の自転と公転も
原理はこの「バケツ回し」と同じで
「月」の自転1回転の間に
「月」が地球の周りを1回転するので
結果的に「月」は常に同じ方を地球に向けて周り続けている
・・・という事ですね。
ちなみに
どうして「自転と公転」が同じになるの?
・・・というと
「バケツ遊び」で「バケツ」に「水」が入っている事で
「バケツの中の重さ」には偏りが生まれ
それにより「回転運動」で「重い方」が
外に向かう状態になっている・・・のと
これも実は同じ原理です。
「月」は一見すると
「丸い」ですが
実は厳密には「扁平した球」で
内部の重さには「偏り」があるのです。
その結果「バケツ」が「水」の重さで
重い方が外向きなるように
「月」もその内部の重さの「偏り」から
回転に対して中心に同じ方向を向く動きをするようになってしまった
・・・と考えられます。
この時の「月」を一定方向にしている作用を
「潮汐作用(潮汐力)」というので
このような現象を「潮汐ロック」と言います。