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フリウェルULDは排卵を抑制して月経困難症を治療するピルなので排卵は起きません。 フリウェルULDの効果で子宮内膜が薄くなりすぎて生理がこない事はよくあります。 フリウェルULDについて説明しておきます。 フリウェルULDにも避妊効果はあります。 よく勘違いされるのが健康保険適用のピルには【避妊目的で使わないこと。】と記載がある事です。 これは健康保険制度では避妊用ピルは健康保険適用で処方してはいけないので【避妊目的で使わないこと。】と書いてあります。 避妊目的と避妊効果は違うと言う事です。 フリウェルULDの添付文書を見ると作用機序の部分に次のように書いてあります。 18. 薬効薬理 18.1 作用機序 <月経困難症> 18.1.1 ノルエチステロン・エチニルエストラジオール配合製剤は、排卵抑制作用及び子宮内膜増殖抑制作用により、プロスタグランジンの産生を抑制し、子宮平滑筋収縮等による疼痛を緩和すると考えられる17)。↓ https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00067673#par-18 要するに、排卵をさせないようにして尚且子宮内膜が厚くならないようにして治療をすると言う事です。 フリウェルULDは避妊用ピルではないので避妊に対する臨床試験はしていませんが、排卵をしていない事を確認する臨床試験は行っています。 その試験結果等を踏まえて健康保険適用の治療用ピルとして承認されています。 排卵が無ければ妊娠する事はできないので避妊効果はあります。 【ただし、フリウェルULDは超低用量ピルなので服用する時間には非常にシビアです。 毎日決まった時間にフリウェルULDを服用していれば妊娠する事は殆どありません。(ほぼ0です。)】 また、クリニック等のホームページでも避妊効果があると記載しているクリニック等は沢山ある事も事実です。 例 ヤーズ配合錠、ヤーズフレックス配合錠、ルナベル配合錠LD/ULD、フリウェル配合錠LD/ULD、ジェミーナ配合錠21/28などのピルは、避妊効果はありますが、月経困難症の治療薬であるため、保険診療となります。↓ https://egawaclinic-kyoto.com/pill/ 病院が避妊効果が無いのに避妊効果があるとして処方していたら妊娠する人が大勢出て大問題になります。 また避妊効果が無いのに避妊効果があるとホームページに記載した場合、薬事医療機器法違反等で摘発対象になります。 フリウェルULDには避妊用ピルには劣るものの避妊効果はあります。 一部に医学的根拠を示す事なく医学的知識に乏しい人がフリウェルULDには避妊効果が無いと言う回答がありますが間違った回答です。 参考動画 医師が月経困難症治療用ピルの避妊効果について説明しています。↓ https://youtu.be/XMScny-zOnc *臨床試験とは 薬の効果を確かめる人での試験。 添付文書とは 医薬品や医療機器に添付されている、使用上の注意や用法・用量、服用した際の効能、副作用などを記載した書面。 医師をはじめとした医療従事者を含む、製品の使用者を対象に作成される。 患者の安全のため、医薬品や医療機器を正しく適切に使用する際の基本となる重要な公的文書です。 わからない事や?って思ったら連絡してください。
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