老いぼれ裏裏カットマンDEATH
個人的には
『切れをラバーに頼っている間は切れない!』
と思っています。
要は『切る感覚』を身に付ける事なんです。
あなたが挙げたラバーいずれを貼ったとしても
『切る感覚』を理解し体現出来る様にならなければ
いつまで経っても切れないでしょう!
高校時代(今から約30年前)
板:バタフライ 柳材カットマン用ラケット(商品名不明・現在廃盤)
※当時最もブレードがデカかった※
F:バタフライ タキネスチョップ(薄)
B:YASAKA ウォーリー(極薄)
中学でバックカットスイングをアンチで覚えた所為もあり
バックカットが全然切れず
そこそこ打てたので先輩も期待していたデビュー戦も1回戦惨敗
部内試合練習では先輩に
『お前のカットは切れてないから怖くない』と
散々だった高校入学当初の私は一念発起し
スイング・インパクト・球持ち状況を自分なりに徹底的に考え
スイング改造をした結果3か月後には
先輩を含めた部内メンバーでは持ち上がらない
『ぶち切れ』カット・ツッツキを身に付けました。
が・・・・・
年末頃バックカット練習中に肘に激痛が走る様になり
肘を壊し
苦労して作ったカットフォームでは
バックカットが振れなくなってしまいました。
以降
コンパクトで肘の負担が少ないフォームに見直し
切る事よりもバウンド後に跳ねない『弾道』と
切った切らないが分かりにくい『弾道』を出すフォームへと
試行錯誤した結果
ぶち切り重視だった頃よりも簡単に相手のオーバーミスが増え
試合でも今まで行っても精々3回戦程度だったのが
上位に行ける様になり
2年インハイ予選以降は東京都のシード選手になりました。
フォームを変えても『切る感覚』は手が覚えているので
後は切った様に見えて切れてない球を
切った弾道と同じになる様創意工夫しまくり
伝える事が出来ない自分だけの感覚を手に入れました。
高校卒業後約20年のブランクの後 卓球を再開しましたが
昔培ったカットの感覚は現在も健在で
『切る』事よりも
変化が分かりずらいカットを一球でも多く返球する事の重要性を
今も実感しています。