回答(1件)
いいえ、違います。 アルベルト・ジャコメッティは 1922年にパリへ出てきて、美術学校でロダンの弟子のブールデルから 具象彫刻を学びました。 1925年頃より、エジプトやアフリカ、オセアニアなどの美術、 そしてキュビスムやシュルレアリスムの要素を取り入れた表現に 傾倒していき、直感的に浮かんだ形を立体にする手法で 印象的な抽象彫刻を次々と発表していきました。 1930年に《吊り下げられた球》を絶賛したダリ、ブルトンらから シュルレアリスム運動に誘われ参加し、成功を収めました。 しかし次第に、対象を見ることなくイメージだけで作り出す抽象表現に 意義を見いだせなくなり、1935年それまでのシュルレアリスム的作風を 放棄して、再び人物モデルを写生する伝統的方法に戻り、 シュルレアリストのグループからも離脱したそうです。 再び具象彫刻に取り組み始めたものの、どれだけ写実を究めても すべてを見た通りには表せないことに悩む時代が長く続き、 ある夜、大通りの向こうを歩く恋人の小さな姿を眼にして その印象を形にしようと試みたところ、像は作るたびに縮み、 とうとう指の先ほどに極小化してしまいました。 しかし、距離をおいて見るというこの方向性で 対象の全体をつかめると感じたジャコメッティは、 作品として成り立たせるため 約1mより小さくはしないことだけを決めて作るようにしました。 すると像はどんどん細く、長くなっていったということです。 美術史に新たな地平を切り拓いた人体表現は、1947年、 こうして誕生したそうです。 1949年に制作された歩く3人の男II は具象表現の作品でしょう。 ここはアニメカテゴリです。 アニメと関係ない話は他所でして欲しいものです。
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