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戦艦大和等の連装機銃には兵士を守る防護シールドのような物が付いておらず、敵機...

hai********さん

2009/8/2616:55:01

戦艦大和等の連装機銃には兵士を守る防護シールドのような物が付いておらず、敵機の機銃掃射をまともに食らったと思います。 なぜシールドが取付けられなかったのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

fuj********さん

2009/8/2617:41:32

最初に申し上げますと、高角砲や一部の三連装機銃座は「シールド」で覆われているように見えますが、あれは「大和自身の主砲・副砲発射時の爆風を防ぐ」ものです。「装甲」ではありませんので、米軍機の機銃掃射には無力です。戦艦大和乗員の手記を読むと、高角砲の砲員がシールドを貫通した機銃弾で倒れていく様子が描写されています。至近弾や命中魚雷の爆風で、シールドの中にいた砲員が全滅した様子も描写されています。
出典 「戦艦大和の最後 一高角砲員の苛酷なる原体験」 (光人社NF文庫)
http://www.amazon.co.jp/dp/4769820216/

敵飛行機の機銃掃射に耐えられる装甲というのは、そんなに簡単なものではありません。アメリカ軍の大半の飛行機が装備していた12.7ミリ機銃は日本の技術では製造不能な高性能な強い貫通力を持つ機銃(機関砲)でしたが、例えばこの機銃に例えば50メートル先から撃たれて装甲となりますと、当時の日本陸軍の戦車より厚い装甲が必要だったでしょう。
そんな強度を持つ防盾を、12.7センチ連装高角砲塔12基、25ミリ三連装機銃52基、単装機銃8基に装備したらとんでもない重量になってしまいます。

戦艦大和の場合、敵主砲弾に耐えられる装甲を備えた「バイタル・パート」は別としまして、それ以外の部分は、艦隊首脳部や艦長が指揮を取る艦橋も含めて普通の鋼板で作ってあるだけでした。機銃掃射を受ければブスブス貫通されます。
甲板上の構造物で12.7ミリ機銃弾に耐える防御があるのは、主砲塔と副砲塔だけでしょう。他は皆「生身を曝して」戦っていたのです。

なお、これは日本海軍が人名軽視の設計であったという訳ではなく、当時のどこの海軍の戦艦もそんなものです。対空機銃は「剥き出し」であるのが普通です。

戦艦ではないですが、イギリス海軍の重巡カウンティ級の防御力が弱く
「駆逐艦の大砲で全ての部分の装甲防御を抜かれても不思議はない」
「駆逐艦に撃破されかねない重巡洋艦」
であったことは有名です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E...

冒頭の「50メートルの距離で、米軍飛行機の12.7ミリ機銃の掃射に耐えられる装甲」というのが具体的にどの程度か検討した本を見たことがないですが、「駆逐艦でも沈められる」と評されたカウンティ級の水線防御(25ミリ)では不十分だったでしょう。
25ミリより厚い装甲で機銃や高角砲を覆うことの大変さが想像できますか?

戦車を破壊するのが任務で、地上からの銃撃に耐えるだけの防御を施していたことで有名なソ連空軍の「イリューシンIl-2 シュトルモビク」ですが、その装甲は8ミリの鋼板に過ぎず、米軍飛行機の12.7ミリ機銃に対しては効果がなかったと思われます。
こちらをご参照下さい。
http://www.warbirds.jp/ansq/1/A2000963.html

そして、米軍飛行機の12.7ミリ機銃の前では問題にならないであろう「僅か」8ミリの装甲でも一機あたりで1トンの重量を要したと言います。

質問した人からのコメント

2009/8/27 11:45:21

一安心 想像を絶する状況での戦闘だったんですね・・・心が痛みます。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

晴耕雨読さん

2009/8/2620:16:59

設計する時の12.7mm三連機銃は全てアーマー(天蓋)が施されています。しかし18年以降に増設された機銃座には天蓋がありません。このことを疑問に思っておられるのでしょうが、 昭和12年に建造開始した時点では、主砲は無論副砲・高角砲・12.7mm機銃座も全て、機械計算機による射撃管制方式が採用され、制御されています。即ち機銃座の場合は何セットかの機銃座が射撃管制室で入力キーを叩くと一斉にその方向に向きます。機銃座の操作員は「引き金を引く、銃弾を補充するだけの作業」でした。追加装備の高角砲・機銃座は敢えて手動式(むき出しにしないと天蓋を施すと視界不良になる)にしています。全て電気制御にしてしまうと、電気系統がやられた場合、全ての砲・銃が操作出来なくなってしまうためです(呉市大和ミュージアム専門員に聞いています)。因みに江田島に現存する米軍13mm連装機銃も防御鋼板はありません。ご指摘のように操作員は極めて危険な状態で敵対しなければならなかったのは日米共通していますね。

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