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ピリオド奏法とは具体的にどのような演奏法のことを言うのでしょうか?また、ピリ...

cro********さん

2009/12/2213:33:25

ピリオド奏法とは具体的にどのような演奏法のことを言うのでしょうか?また、ピリオド奏法という手法を取り入れるきっかけ、実践する意義はどのようなものでしょうか?

最後にピリオドと古楽の違いについても教えていただけましたら幸いです。

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aho********さん

2009/12/2312:39:39

ピリオド奏法……曲が作られた当時の奏法。
ピリオド楽器……曲が作られた当時の楽器。オリジナル楽器とも。
古楽器…………元々はピリオド楽器の同義語として使われたが、「古楽の楽器」という誤解をされやすいため、あまり使われなくなった。
古楽……………主にバロック時代以前の音楽を指す。

さてピリオド奏法の具体的な演奏法や、それを実践する意義については他の回答者が言ってくれてるから、
ここではほとんどピリオド演奏を聴かない人たちが信じていがちな誤謬を挙げておきたい。

①古楽器派(今でもこんな呼び方をしがち)は曲が作られた当時の演奏を再現しようとしてる。
→再現が目的じゃなくて、様式を踏まえた上での再創造が目的。

②当時の演奏が録音されてるわけじゃあるまいし、どれがオリジナルかはっきりわからないんだから、意味がない。
→①でも言った通り、当時の演奏を再現するのが目的じゃないし、考えられるいくつかの可能性の中からどれを選択するかも、
演奏者による再創造の一つ。だからと言ってオリジナルの探究を放棄していいわけじゃないのは言うまでもない。

③古楽器の演奏家は下手で、モダン楽器で食べていけないから古楽器を始めた。
→確かに昔はそんな傾向があったかもしれないが、今はモダン楽器のコンクールで入賞したのに、
ピリオド楽器に転向した奏者も多いし、そもそも今は昔よりずっとピリオド演奏に携わる音楽家が多くなり、
そんな演奏家はどちらに行っても通用しない。

他にも思い付いたら追加する。

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kun********さん

2009/12/2223:37:00

定義については他の回答が完璧ですので、違った角度から余談。ピノックとかブリュッヘンとかアーノンクールがピリオド奏法に市民権をもたらした功績者ですが、当初はどちらかと言うとキワモノ扱いでした。また楽器(古楽器)そのものが注目される傾向でした。そのうち、ピリオド奏法を採用するモダンオーケストラも増え、楽器よりも音楽性が問われるように。90年代には完全に主流になった感すらあります。古楽器さえ使えばよしとされた時代から、表現の質が重視されるようになった訳です。素人にはヴィブラートを使わないことなどが特徴的に感じられるでしょう。

dr_********さん

2009/12/2215:37:17

バッハ・コレギウム・ジャパンの鈴木雅明さんが
テレビ番組のインタビューで答えていたことなのですが、

「当時の鍵盤楽器の最高音や最低音を作曲家が使うことは、
その音自体が欲しかったのではなく、演奏できる限界の音が欲しかった。
限界ぎりぎりの表現をしたいときに、そのような音を使った。
他の楽器でも同様に、当時の楽器・演奏技術における
限界ぎりぎりの表現をすることが、作曲家が意図したことなので、
現代の楽器・演奏技術で楽々と演奏してしまったら、限界の表現ができなくなる。」

pat********さん

編集あり2009/12/2214:54:53

オーケストラは、19世紀中頃から急激に規模が大きくなり、楽器の改良や、新しい奏法の開発などによって、オーケストラは目覚ましく進歩しました。
オーケストラは迫力のある豊かな響きが得られ、モーツァルトが生きていた時代とは比べ物にならないほどの音量や表現力を身に付けました。その結果、マーラーやリヒャルト・シュトラウスのように、重厚な管弦楽曲が登場しました。

20世紀に入っても進歩は止まらず、ヴィヴラート奏法や、ヴァイオリン2パートを隣に並べる楽器配置などが開発され、一般的になりました。


しかし、これらの変化は弊害をもたらしました。それは、バッハやモーツァルトの音楽も「新しいオーケストラ」の形に合わせて解釈されることになってしまったのです。
モーツァルトの時代の小規模なオーケストラの音楽は、大規模な編成に合うように作り直され、楽器の改良にあわせて、楽曲の焼き直しがなされました。

特に、影響を受けたのが金管楽器です。古典派時代の金管楽器は、自然倍音列の音しか十分に出すことが出来ず、オーケストラの中ではかなり限定的な使い方しかされていませんでした。
これが、改良が重ねられ、金管楽器が自由な半音階を奏せるようになったため、モーツァルトやベートーヴェンの音楽も、その新しい楽器に合わせて、楽譜が書き換えられることになりました。
マーラーは、ベートーヴェンやシューマンの交響曲をマーラー流の新しいオーケストレーションに編曲しています。

しかし20世紀中ごろまでは、むしろオーケストラの進化に合わせて、このように古典の作品の楽譜を書き換えることは「常識」とされており、誰も異議を唱えるものはいませんでした。

そこで、20世紀後半に入り、このやり方にやっと異議を唱えたものがピリオド奏法というわけです。
オーケストラの進化に合わせて、改変され続けたモーツァルトやベートーヴェンの解釈を、「本来のあり方に戻す」というコンセプトでピリオド奏法を支持する指揮者達が、古典派の楽曲の研究を進め、モーツァルトやベートーヴェンの生きていた時代の響きを取り戻そうとしました。

改良される前の当時の楽器や、当時の奏法を用いて古典派の楽曲を演奏し、20世紀中ごろまでの「常識」に疑問を投げかけました。

今では、ピリオド奏法は完全に市民権を得ており、現代の楽器を用いて部分的に古楽の奏法を取り入れるなど、折衷的なスタイルを取る指揮者も多く、時代を超えたより普遍的な楽曲の在り方が目指されています。
また、「ピリオド奏法」の概念も、古典派のみならず、初期ロマン派から後期ロマン派に至るまで拡大されています。エルガーやマーラー、ドビュッシーに至るまで、作曲当時の響きやスタイルの研究は進み、演奏に取り入れられています。

いさはやさん

2009/12/2214:41:35

ピリオドとは文字通りで「時点」のことです。だから現代曲を現代の楽器で演奏するのも「ピリオド演奏」の一つといえることになります。
しかしその時代その時代の楽器・演奏様式を研究し忠実に再現することが主眼ですから、常識的に19世紀以前の音楽演奏が中心ということになります。ですから「ピリオド奏法」は一つではない。ルネサンス以前とバロック、ドイツ古典、イタリア古典、初期フランスロマン派など時代と場所によってみんな変わるわけですから、「ピリオド奏法」とはこういうものと言い切れません。こう考えると「ピリオドだからノン・ビヴラート」でなどという固定観念はある意味ナンセンスと言えますね。

kinnkannteiさん

編集あり2009/12/2407:52:57

作曲された当時の演奏習慣や演奏法をピリオド奏法というんじゃないかな。
モーツアルトやバッハなどの生きていた当時の奏法を文献で調べて、再現するんですね。

きっかけというより、文献や楽譜の研究が進んだ、という方がしっくりきそうですね。

・作曲家の想定した装飾やフレージングが推察できる
・現代とは違う楽譜表記がわかる
・場合によっては曲のテンポが推察できる
・その時代の楽器(ピリオド楽器)を使えば、作曲家が想定したであろう音を聴くことができる

さらに

・それらを知った上で、モダン楽器ではどのように演奏するか、解釈の可能性が広く(あるいは深く)なる。

あたりが意義なのではないでしょうか。


時代が古い音楽を古楽というなら、現代の楽器で演奏しても古楽です。例えばフルートなら、きらきら光っていることの多いベーム式フルートで演奏しても古楽。

ピリオド演奏というと、その作品が生まれた頃、できれば生まれた地域で一般的だったものや想定された演奏者が使っていた楽器を使って、ピリオド奏法で演奏したものを指すと思います。フルートでいえば、トラヴェルソといわれるものを使ったり、ルネサンスフルートやリコーダーを使ったその当時の演奏法に則っての演奏です。

+++++++++++

ahoo_kenjoh_shall_be_firedさん

> ①古楽器派(今でもこんな呼び方をしがち)は曲が作られた当時の演奏を再現しようとしてる。
> →再現が目的じゃなくて、様式を踏まえた上での再創造が目的。

ありがとうございます。おっしゃるとおりです!

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