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なんで政府紙幣を発行しないの?

bim********さん

2010/1/600:11:24

なんで政府紙幣を発行しないの?

国の財源も助かるし、円高も是正されて国内の生産業も助かるし、基本的にいいことずくめだと思うのだけど。

似たような質問があったので貼っておきます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1422525064
みんなすごい丁寧に答えてくれているけど、いまいち納得のいく答がないです。
あくまでも、円高を是正する範囲で紙幣を発行するのなら、インフレにはなりようがないですよね。
ようはバランスの問題であって、今は紙幣を発行したほうがいい(していい)タイミングなのではないのでしょうか?

円高ってのは日本の紙幣が信用されているわけであって、基本的に「喜ぶべきこと」であって、紙幣を発行できるのが、それに対する見返りという理解ではいけないのでしょうか?

経済は全く素人なので、素人にもわかりやすく教えてくれるとうれしいです。

補足みなさまわかりやすい説明ありがとうございます。
では、質問を変えます。
「なぜ日銀は紙幣を増刷しないのでしょう?また、日銀が増刷したとしたら、その無から生まれたお金は誰のものになるのですか?」

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ado********さん

編集あり2010/1/621:45:41

そもそも紙幣の発行量とか金利の決定権が政府ではなく中央銀行(日本ならば日本銀行)という政府から独立した組織に委ねられている理由を考えてみるべきです。中央銀行という一応は政府から独立した組織が設けられて通貨の流通量や金利を決めているのは日本だけではありません。必要のない組織ならばむしろ政府紙幣だけにして日銀なんてリストラしてしまった方が節約になるはずですが世界のおそらく全てに近い国で中央銀行のシステムが採用されているはずです。

なぜ政府から独立した中央銀行の組織が存在して通貨の発行権限や金利のコントロールを委ねられているかと考えればそれは政府が全ての権限を持つと大きな問題が生じてしまうからです。仮に日銀を廃止して全てを政府紙幣に切り替えて自由に紙幣を政府が印刷できるようにすると必ず問題が生じます。具体的には放漫財政による財政破綻とインフレです。


例えば麻生政権の末期に定額給付金といったものが国民にあまねく配られましたが、あれは確かに景気対策の意味もあったかもしれませんが総選挙を控えての人気取り政策であったことは疑いがないと思います。街頭演説に出た麻生太郎や公明党の太田代表は定額給付金を自民党・公明党連立政権の功績であると強調し、定額給付金を忘れないで是非自党に投票してくれと演説していました。

仮に政府紙幣の発行が可能ならば一人1万2000円の定額給付金ではなく、人気取りによる政権維持の為に10万円でも20万円でも出そうなんて考えてしまうのは当然でしょう。一度政府紙幣なんてものを発行してしまえばそれは中央銀行の意義を全否定することになります。

少しならばインフレにはならず円高を是正する程度で済むという言い訳で最初の政府紙幣を発行すればそれはモラルの崩壊であり、人気取りの為に次回の選挙が近づいたりする度にさらに大規模な政府紙幣の発行が行われて歯止めがなくなります。国債を発行する必要がないのですから政府が決断すればどんなに莫大な金額の紙幣でも印刷機を動かすだけで発行出来てしまうのです。
自民党政権が一人あたり10万円配れば、民主党政権は20万円とバナナの叩き売りの様に金額が増え、さらには子供手当ても毎月10万円、お年寄りにも10万円などと歳入とのバランスなんて無視した支出が続々と実行され、必ず野放図な紙幣の発行によってハイパーインフレに向かって突き進むことになるでしょう。政治家に紙幣の印刷の権限を与えるのは極めて危険なのです。

中央銀行のシステムはだから絶対に必要なんです。そして中央銀行の意味を失わせる政府紙幣は禁じ手になっています。同じ理由で新規発行された国債を中央銀行が直接引き受けるのも禁じ手となっています。新規国債を直接中央銀行が引き受ければそれは政府紙幣の発行と同じ意味になるからです。


●補足について

>なぜ日銀は紙幣を増刷しないのでしょう?

不況対策として金融緩和策はバブル崩壊の時期からずっと継続されています。

>また、日銀が増刷したとしたら、その無から生まれたお金は誰のものになるのですか?

誰のものでもありません。
日銀が通貨の流通量を増やす場合には主として2つの方法が採用されています。
ひとつは市場で取引されている債券(債権)を日銀が購入する方法であり、もうひとつは日銀から一般の銀行に対する貸し出し枠の拡大です。現在のようなゼロ金利の状態で銀行への貸し出し枠を拡大すれば市場に流通する紙幣は増加し、お金を借りたい人が安い金利でお金を借りることが出来るようになります。

日銀が通貨の流通量を増やすというのは印刷した紙幣を誰かに無償でプレゼントするということではありません。

質問した人からのコメント

2010/1/12 15:35:43

みなさん丁寧な回答ありがとうございました。3人くらいにベストアンサーをあげたいです。

ベストアンサー以外の回答

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app********さん

編集あり2010/1/1121:43:00

政府はインフレ的政策を好む(インフレバイアスと呼びます)と仰る方も居るんですが、現実の日本政治を見るとデフレの最中にも引締め的な財政政策を実行する政権ばかり・・・つまりどちらかというとデフレバイアスが存在する・・・なので、「政府紙幣を発行するとハイパーインフレ」という図式はまず成立しないように思いますね。

日本の庶民が本当にバラマキが好きかと言えば、公共事業への批判や定額給付金への意味不明な反発の数々を見ても、そうとは限らないのは明らかでしょう。また仮にバラマキが好きな有権者がいるとしても、そうした有権者は同時に高いインフレを忌避するのも通例でしょうから、高インフレを招くようなバラマキ政策の野放図な拡大は、次の選挙での敗退に直結します。ですから民主的コントロールが十分であれば、中央銀行券と比較した政府紙幣のデメリットは大して存在しないでしょう。ノーベル賞を受賞し、世界銀行副総裁として政策実務にも詳しい経済学者のスティグリッツも、中央銀行の独立性とインフレ抑制の関係は明確でないと語っています。たとえばシンガポールなどは独裁国家でありながら政府紙幣と低インフレを両立させていますね。

よって政策目標が明らかで、かつ金額も目標に応じて限定的であるなら、政府紙幣発行によるデメリットはそう多くないと思います。

それとご質問のリンク先のBAの方は、マネーの増加が需要を増やす効果についてある程度気付いているようなのに(需要が増えないのにインフレは起きません)、需要の増加が生産増加も誘発する点について理解していないのが問題でしょうね。

たとえばある人に10万円の通貨がプレゼントされれば、そのうちの何割かは消費に回るでしょう。そして市場経済では、その消費の増加に対して、商品を増産しようという動きが必ず生じます。そして現在のような空前の不況下であれば、商品の増産は失業者を雇い休業状態の工場の操業率を高めるなどして比較的容易に実施出来るので、お金・消費の増加に商品の増産が追いつく事で、高いインフレが生じる可能性もそれだけ低くなります。逆に失業率が限界まで低下し、工場もフル稼働な好景気の真っ最中に同じ事をすれば、増産余力がないので高いインフレが生じるでしょう。中学公民で学ぶ需要と供給の関係を踏まえれば簡単ですね。経済用語を用いて表現すれば、GDPギャップがある経済ではインフレが起りにくく、GDPギャップがない経済ではインフレが起りやすい、という事になるかと思います(GDPギャップは余剰労働力や余剰生産設備の代理指標とも言えます)。

現在の世界最悪のデフレ不況を前にインフレの恐怖を煽る方は、需給と景気と物価の関係について、もう少し整理されてから発言された方がいいような気がします。結局重要なのはバランスの問題ですから、GDPギャップが30-40兆円ある現在の日本経済においては、政府紙幣を財源に数十兆円給付金をばら撒くことで、大したインフレも起きずに景気も回復すると思います。税収も好転して財政も助かるでしょう。

ちなみに政府紙幣でも日銀の(長期)国債購入による通貨供給でも経済的な効果は同じなんですが、実は日銀は10年以上前から長期国債の購入量を徐々に増やしてきました。それでもハイパーインフレの兆候など全くありませんよね?よってやはり「紙幣を増発したら即ハイパーインフレ」というような事態はまずあり得ない事がわかるでしょう。インフレ・デフレ・景気にとって重要なのは通貨供給量のバランスであり、また日銀の長期国債購入量は明らかに足りないという事です。

補足としてなぜ日銀が通貨増発=金融緩和を渋るのかに関して、過去の回答と参考記事をリンクしておきます。

現在、日銀がゼロ金利政策や量的緩和などの政策をとらないのはなぜでしょうか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1331973048
デフレを放置し続ける日本銀行は、もういらない
http://column.onbiz.yahoo.co.jp/ny?c=bi_l&a=017-1256710553

また細かい論点で「日銀券ルール」という何の経済学的根拠もない国債購入量に関する日銀独自の内規(よって法的根拠もない)もありますが、根拠がないが故に全然無視してOKです。

hok********さん

2010/1/812:41:47

政府紙幣発行については、解決しているようなので、なぜ日銀は紙幣を増刷しないのでしょう? についてですが、単に必要がないと判断しているからでしょう。 ⇒ 判断ミス

増刷分=国債発行で引受け=国の借金が増えるという構図ですから、二の足を踏んでいるということです。
米ドルが世界通貨であるから可能と言えばおしまいですが、米国を見てもドルを刷りまくっています。

日銀は通貨の番人といっていますが、ここ十数年は微調整するという機能を失っています。
インフレ誘導機能を放棄していますので世界で唯一のデフレ国家が完成しました。
世界中で唯一というのは異常でしょ?! つまり唯一独自路線だということです。

為替オペについて、売買介入をさかんに主張する方がいますが、本来は通貨の発行・流通量の微調整で行なうべきことです。
市中金利がこれほど長く低水準にあることを考えても、その無能ぶりには目に余るものがあります。

(結論)
ようはバランスの問題であって・・ ⇒YESです。 こわいので理屈をつけて実行しないだけです。

joj********さん

2010/1/706:44:24

正解がないようですね。
政府紙幣を発行すると、ユダヤ人を中心とする国際銀行組織が黙ってません。
9.11を引き起こしたのも彼らです。
ですので政府紙幣など、発行したら日本に、どうゆうことをしてくるか分かりません。
日銀株の4割を彼らが持ってます。
アメリカも過去に、政府紙幣を発行した大統領がいます。
リーカーンとケネディです。
どうなったか、ご存知でしょう?
アメリカの日銀ことFRBの株をアメリカ国民は、1セントも持ってません。
ぜひ、この本を読んで見てください。

金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫) (文庫)

安部 芳裕 (著)

evv********さん

編集あり2010/1/700:33:45

素人考えですが、単純に不胎化政策を採用すれば、市中に溢れた円は吸収されるのではないでしょうか?この場合、市中の円資金は、日銀に戻りますので、マネーサプライの増加はある程度防げがれるため、円資金の膨張にはつながらないはず。。。

むしろ、暴論かもしれませんが、円高を是正するだけでよいならば、円を放棄して米ドルをわが国の通貨にすればよいだけではないでしょうか?

たぶん、当初交換レートの決定を巡って、Euro Fixingの時みたいに大騒ぎになるとは思いますけど、2,3年たてば、混乱も収まるでしょう。

ドルが、国内流通通貨になった場合、少なくとも紙幣を利用しているすべてのシステムが一旦入れ替えになりますので、恐ろしい規模の需要創出効果が出てくるかもしれません。

1ドル=100円になった時点で、デノミを宣言し、そこで1ドル=1円で固定しておき、ドルと円を交換するというのはシンプルではないでしょうかね。。連邦準備銀行の日本支店(管轄はニューヨーク連銀?)に通貨発行業務を委任してしまい、本石町の金庫から、売りオペで掻き集めた円を持ち込めば技術的には難しくないと思いますけど。

但し、自国通貨を放棄するというのは、言い換えると国家の主権を逸することになる?ので、経済の問題だけでは済まされないかもしれませんが。。

kat********さん

2010/1/617:08:27

その気持ちよく分かります。

ただ、理屈ではその理論は通ると思いますが
部分的に履き違えているような気がします。

まず、日本銀行には為替相場をコントロールする目的で
紙幣を発行するという機能が与えられていないので、基本的にそれはできません。
また、紙幣は日本銀行が直接、一般消費者に紙幣を発行しているのではなく、
銀行などの金融機関が日本銀行から紙幣(お金)を借り入れて
その紙幣(お金)を金融機関が企業などに融資することで初めて市場に流通します。

「公定歩合」という言葉が度々出てくると思いますが、
これは日本銀行が金融機関に貸付を行う際の金利を意味しますが、
これを操作することで、ある程度のお金の流れを操作することができます。
立場的に日本銀行が経済に介入するにはこれが主な手段になっています。
「日銀が紙幣を増刷する」というのは遠まわしに公定歩合を操作することと同じ意味になります。
変な話、日銀がいくら紙幣を発行したところで、
金融機関に貸付できなければただの紙っぺらと同じなんです。
この機能は日銀に限らず、各国の中央銀行の全てが同じ機能です。

これらの理由を考えれば、
仮に円高を解消するだけのために紙幣を流通させようとしたら
相当の経済活動が行われないと実現できないことが分かるかと思います。
(とてつもなく時間がかかります)

また、為替(円高)の理解につにいてですが、
為替というのは「円の価値」を意味しています。
一口に円高といってもその内容によって意味が違ってきます。
現在の円高は円の価値が高いというよりも、
「円以外の通貨の価値が下がりすぎている」という意味合いが強いので、
ドル円間で言えば、円高ドル安というよりも「ドル安円高」といった感じなんです。
それなので、下手に今の状態で円の価値を下げるようなことをしてしまうと、
将来、世界経済が安定した時に円が暴落する恐れが出てきます。

逆をいうと、今の円高は日本は何もせずに(円が原因ではないので)、
ドルの価値が戻ってくれるようにアメリカに期待するのが得策とも言えます。

政府紙幣というのはこれらの理由から、
政府が直接、市場をコントロールするための裏技として考えられた方法の一つなんです。
その是非については私にもよく分かりませんが・・・

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