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公式の場で男性も「私」という一人称を使うようになったのはいつ頃からですか? ...

りこさん

2010/5/1119:20:24

公式の場で男性も「私」という一人称を使うようになったのはいつ頃からですか?
歴史に詳しい方は教えて下さいm(__)m

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ベストアンサーに選ばれた回答

Mijanponaさん

編集あり2010/5/1213:25:57

もちろん男性が先です。答えは、室町時代から、です。
女性が日常的に「わたし」を使うようになったのは、昭和以降のことです。

「わたくし」という言葉自体は、源氏物語にも使われていて、平安時代以前からある古い言葉です。本来は「公的な」に対する「私的な」の意味です。
公式の場で使う丁寧な一人称代名詞としての「わたくし」は、狂言に出てきますから、室町時代末期には使われています。ひょっとすると、武士の話し言葉として鎌倉時代からある可能性もありますが、広まったのは応仁の乱より後の室町時代後半と見ていいと思います。もちろん最初は、公式の場に出る男性が使う言葉でした。

「わたくし」の変形である「わたし」が男女共通の一人称代名詞になったのは、江戸時代元禄以降でしょう。その後、「わたし」はさらに変形して、「わたい、わて、わし、あたし、あたい、あて、あっし、あちき」などができました。これらは男女共通の丁寧語です。

寅さんは現代でも「あっし」っていうのに、妹の桜は「あっし」とはいいません。でも、本来「あっし」は男女共通ですから、江戸時代の葛飾の兄妹なら男女ともに「あっし」といったはずです。
もともと庶民は、男女の言葉に違いはなく、丁寧語で「あっし、あちき」のようにいっていた男女も、普段は「おれ、おら、うら、おいら、おい、わい、うち」といっていたのです。

本来「わたし」は丁寧語です。男性が使う「わたし」は今も丁寧語だから、家族・友人・恋人どうしでは「わたし」を使いません(代わりに「ぼく、おれ」などを使う)。女性もそうだったはずなのですが、今の女性は家族・友人・恋人との間でも「わたし」というようになりました。だから、この丁寧語でない「わたし」はかなり新しい言葉だと考えられます。

「わたし」が女性が日常的に使う一人称代名詞になったのは、おそらく昭和初期以降、東京山手言葉に基づく標準語が小説・演劇・映画・ラジオドラマを通じて広まったもので、全国的になったのは、戦後でしょう。

質問した人からのコメント

2010/5/17 21:36:29

感謝 詳しく解説いただきありがとうございました。

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ベストアンサー以外の回答

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led********さん

2010/5/1201:28:00

私見としては、
そもそも男性が最初に使ったのかなと思います(男性のほうが公式の場に立つことが多かったので)

ちなみに『日本国語大辞典』(小学館)という辞書は
「ある語句がその意味で使われた、最も古い文献」から例文を引いているので
初出年代が分かります。
「私」の語法も分かるかもしれませんね。
『日本国語大辞典』は大きな図書館ならあるはずです。

私も気になってしまったので今度調べてみようと思います 笑

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