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不真正不作為犯についてわからないので答えてください。

tme********さん

2010/7/2319:10:42

不真正不作為犯についてわからないので答えてください。

Xは自己の乗用車で深夜に走行中、あやまってAを跳ねた。Aの負傷の程度は重く、ぐったりしたまま動かないので、Xは病院に連れて行かねばと考え、Aを自己の乗用車の後部座席に乗せて病院に向かったが、途中、自己の過失の発覚を恐れるにいたり、放置すればAが死亡することは確実だと思いながら、Aを乗せたまま自宅のガレージに乗用車を放置し、その結果Aを死亡させるにいたった。鑑定の結果、Aが病院で適切な治療を受けていれば一命を取り留めたことが明らかになっている。この事例について、構成要件該当性判断の性質を明示しつつ、Xの罪責を検討せよ(道交法違反は除く)

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ベストアンサーに選ばれた回答

2010/7/2514:02:06

1 Xの罪責について(あやまってAをはねた行為は省きます)

(1)Xは、Aをはねた後、自己の車に引き入れ、放置すればAが死亡することは確実だと思いながらAを車内に放置し、死亡させ た。かかる行為につき殺人罪(199条)が成立しないか。
ア まず、上記行為につき実行行為性を認められるか。
(ア) 実行行為とは、構成要件的結果の発生ないしその現実的危険性を惹起する危険を孕む行為である。
とすれば、不作為によっても法益侵害の危険性を惹起することは可能であるから、不作為は実行行為になりうるものと考 えられる。
しかし、作為に定型性があるのに比べ、不作為に定型性は低いから、これをあまり広く認めると不当に処罰範囲を広げて
しまう。
そこで、行為者が①作為義務を有し②作為の可能性・容易性があり、③作為犯との構成要件的同価値性が認められ
れば、かかる行為に実行行為性が認められると解する。
(イ) 本件ではXはAを車ではねるという先行行為を行い、自己の車に引き入れ支配領域内においているため、この先行行為 に基づきAを救護する義務が認められる(①)。また、Aが病院で適切な治療を受けていれば一命を取り留めることができ、 自車の車で病院につれていくことも容易にできたのであるから、作為可能性・容易性も認められる(②)。さらに、Aに重傷 を与え、放置すればAが死亡することは確実だと思っていたにもかかわらず、これをあえて放置した点に、殺人罪(199)との 構成要件的同価値性も認められる。
(ウ) したがって、上記行為には実行行為性を肯定できる。
イ(以下、省略・・・因果関係に軽く触れて199条を成立させる)

質問した人からのコメント

2010/7/25 17:10:47

成功 わかりやすい回答ありがとうございます

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