配膳・片づけのし易さは、壁付けＩ型の右に出るものは無いです。（今は配膳台が遠いということで不便を感じてらっしゃるのでしょうが） 対面・対面アイランド共に、回り込む動作が必要となるため、場合によってわずらわしさを感じます。 しかし、現在対面が流行っているのは、調理中・片づけ中に家族の様子が見える事、会話に参加出来る事、ＴＶが見れる事などがその要因となっています。 その辺りのメリット・デメリットを踏まえた上で、キッチン形式やレイアウトを考えましょう。 うちは、オープン型の対面キッチンですが、やはり片づけには気を使います。オープンだけにすべてが丸見えの為、繁雑に物を置くと、途端に汚く見えます。調味料などはキレイに配置し、鍋・皿・コップ・調理器具はすべて見えないところへ仕舞う。 とにかく、カウンター上にはなにも無い状態がベストです。 そうすることで、少々水はね、油はねしてもすぐに拭けます。掃除する事がおっくうで無くなるのが、キレイに保つ秘訣です。 カウンター付キッチンは、危惧されている通り、圧迫感が出たり配膳手間がより掛ります。 また、手元が見えないという安堵感からか、次第にズボラになる傾向にあります。（個人的な性格によるところが大きいですが） ある程度、キッチン空間として位置づけしたい方にはお勧めですけど。 すべてを収納するには、それなりの収納が必要です。キッチン本体だけでは不十分です。ましてやオープン型やアイランド型は天井付けの吊戸棚を付けないケースが多いので、なおさら収納力は低下します。 それを補うには、大きめのカップボードや造り付けのパントリー（食品庫・クローゼットなど）が必要です。 またそれだけの収納を取るとなると、キッチンスペースがかなり必要です。（アイランド型は特に） ＬＤＫをワンフロア（間仕切り無しの空間）に収めようとすれば、最低でも20畳～30畳弱くらいが必要となります。 家全体の建て坪や、他の空間との兼ね合いもあるでしょうから、動線も含めたバランスの良い間取りとデザインが重要です。