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船荷証券の直送について

col********さん

2011/4/3022:21:10

船荷証券の直送について

貿易実務について質問です。
輸出者がB/Lの原本1通をあらかじめ輸入者に直送している(銀行を通していない)ケースが多くあります。
原本を直送するのは輸入者が物品を早く受け取りたいからでしょうか。
Surrender B/Lを用いるのとはワケが違うのですか?

またB/Lの原本の一部が直送されている指図式B/Lの場合、残り2/3通の裏書を連続させて譲渡性を維持することに意味はあるのでしょうか?
1通でもバイヤーもとに届いているなら、残りの2通にシッパーの裏書が漏れていても問題ないのですか?(consignee to order/to order of shipperのとき)


トンチンカンな質問でしたらすみません....

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ベストアンサーに選ばれた回答

sac********さん

2011/4/3023:20:16

B/Lは有価証券ですよね。B/L1部を直送する場合と言うのは航海日数の短い仕向地のケースですね。
船積書類入手遅れで現地の保税エリアでの滞貨を防ぐ目的があります。
L/CとかD/P決済の場合、他の船積書類、荷為替手形と共にB/Lを添付しますが、B/L荷受人欄に所有権移転の明確な記載が無い場合、銀行は支払(又は引受)の拒絶ができます。白地裏書式シッパーの指図式の場合シッパーが裏書をする事によって、B/L保有者が所有権を持ち貨物を引き取れる事になります。

もし客先に直送した船積書類一式が、何かの事情で紛失した場合でも、銀行経由の船積書類で貨物引取りが出来る訳ですから、残りのB/L2通にもしっかり裏書が必要です。
銀行も紛失リスク回避のため、L/C開設銀行(又は取立銀行)に2セット分けて書類、手形を送ってます。

Surrender B/Lの場合、発給されたB/Lに裏書をして全通を輸送人に戻すわけですが、輸送人からの連絡によってB/L原本を持って無くても貨物が引き取れる為、所有権の移転が不明確となるため銀行経由の買取、取立決済では使われません。

質問した人からのコメント

2011/5/7 22:49:58

感謝 ご回答ありがとうございました。とても分かりやすかったです!
仕向地や銀行での買い取りの有無まであまり考えていなかったので、
その辺りもふまえて勉強していきたいと思います。

他の皆様のご回答も大変参考になりました。
ご丁寧にありがとうございましたm(_ _)m

ベストアンサー以外の回答

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ana********さん

2011/5/106:12:14

「To Order of Shipper」又は「To Order of Bank」と荷受人欄に記されるB/Lは指図人式船荷証券と言われ、L/Cベース取引の場合に要求されるB/Lです。指図人式B/Lは、輸出者 → 手形の買取銀行 → L/C開設銀行 → 荷受人(通常輸入業者)のルートで送られるのが原則です。銀行経由にしなければ、L/C開設銀行が知らない内に、担保物件である当該貨物が船会社から引取られ、担保を失ってしまう恐れがあるからです。(L/Cを開設することは、支払保証人となるのと同じで、開設銀行にリスクが発生するので当該貨物はその担保となります)

輸入地で船会社から貨物を引き取る場合には原則としてB/Lの原本提出が絶対条件となるので、郵便かクーリエを使うことになりますが、B/Lを含む船積種類が銀行経由で荷受人の手元に届くまで約10日~2週間かかります。
(この期間をメール日数という)。取引国が近隣諸国であっても、銀行側はこの間の手続きを早めてくれません。

一方、近隣諸国との取引であれば、船便であっても貨物は銀行経由で送られる書類よりも早く輸入地に到着し、書類未着という問題が生じます。書類未着となれば、貨物が到着していても引取りが出来ず、またフリータイムが過ぎれば船会社から滞留料(Demurrage)が課せられ、不要な費用がかかります。船会社にL/G(Letter of Gurantee)を差し入れてB/L未着のままで貨物を引き取る方法もありますが、通常このL/GにはL/C開設銀行の保証が要求され、その手間と保証料が発生します。

従って、銀行経由の書類到着を待っていると不都合が生じるので、近隣諸国との取引の場合はL/Cベースであっても、B/Lの原本1通を荷受人に直送することが行われます。この場合、銀行に提出するB/LにもL/C条件として白地裏書が要求されますので、やはり裏書が必要です。そうでないと、L/C条件違反となり、手形買取りに応じてもらえません。もし、自社の手元に残しておくオリジナル(原本)があるのであれば、それには必ずしも裏書は必要ありません。(裏書きをするということは、その有価証券又は権利証券等の権利を他の者に譲渡するという意思表示をすることです)

Surrenderの場合は、B/Lが形式上発行されますが、原本は1通発行されるだけで、輸出業者に手渡されるのはコピーです。(原本は輸出地で船会社に回収されるという建前をとり、実際には殆どの船会社は始めから輸出者に手渡しません) Surrenderの場合、船会社の貨物引き渡し条件はB/Lとの交換ではありません。航空貨物と同じく、引取り人が正当な荷受人であると船会社が確認できることを条件とします。この本人確認の手段としては、Arrival Noticeが使われ、これに裏書して提出することによって貨物が引き取れます。

前述の如く、Surrenderの場合はArrival Noticeによって貨物を引き取ることができる(言い換えれば銀行が知らない内に)ので、L/Cベースの取引には馴染みません。L/Cベースの取引で、Surrenderを利用したいのであれば、銀行の事前了解を取っておく必要があります。

2011/4/3023:09:15

元船社代理店の者です。

>原本を直送するのは輸入者が物品を早く受け取りたいからでしょうか。

そうです。
L/C決済の場合、原本3通とも銀行に送らなければなりません。
しかしTTなどの場合は銀行の買い取りが介在しませんので、輸出者は貨物引取り用に、B/Lが出たら1通をすぐに輸入者へ送付します。

>Surrender B/Lを用いるのとはワケが違うのですか?

Surrender B/Lは親会社子会社間のNo Commercial Value(無償貨物)などのように、買い取りも送金もないような場合、B/Lの送付や差し入れの負担を無くすためのものです。
Surrender B/Lは取引の2者間に余程の信頼関係がないと、最初から相手にD/Oを渡している状態ですので、一般的な売買取引では行いません。

>B/Lの原本の一部が直送されている指図式B/Lの場合、残り2/3通の裏書を連続させて譲渡性を維持することに意味はあるのでしょうか?

B/Lは1通が到着地の船社に差し入れられた時点で残りの2通は効力を失います。
差し入れ後、譲渡性が維持されることはありません。

>1通でもバイヤーもとに届いているなら、残りの2通にシッパーの裏書が漏れていても問題ないのですか?(consignee to order/to order of shipperのとき)

ちょっと質問の意味が分かりにくいのですが。。。
上で書きましたように、B/Lのconsignee欄がto order of shipperとなっている場合、輸出者は3通とも銀行に持ち込みます。その3通は買取後、輸入地の開設銀行へと送られます。要するにL/C決済の場合です。
輸入者は決済が終わらないと船積み書類を銀行からもらえません。しかし通常は先に貨物を受け取る必要がありますので、銀行からL/Gという保証書を出してもらい、これを船社に差し入れて貨物を引き渡してもらいます。
輸入者にB/Lを直送するのはB/Lのconsigneeが輸入者、Notifyがsame as consigneeとなっている場合で、銀行買い取りのない決済の場合です。

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