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”それ”と”あれ”の使い分けについて

zou********さん

2011/5/101:30:46

”それ”と”あれ”の使い分けについて

例のご回答は実に明快で分かりやすかったですが、でも、
以下の例をどういう風にご解釈なさいますか?

1、歌「千の風」のなかで〝そこには私はいません。″という行があるので、死者は一度お墓に入ったことのある事実は否定できないでしょう?体験あるのにもかかわらずなんで″あそこには私はいません。”と言わないのですか?
2、次の二人の対話:
A,〝だいぶ前に頼んだだけと、どうなっているの?”
B,〝え?あ~、あの件ね。すまん、忙しくで忘れてしまったよ。”
頼まれただけで何にもしていないことについて”その”を使うべきでは?

ご教示のほどよろしくお願いします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

nek********さん

2011/5/102:27:17

それとあれ。
そのとあの。
そことあそこ。
などなど、「そ」と「あ」の対比になっていますね。

「そ」とは自分からは遠く、会話の相手からは近いことを表わします。
「あ」とは自分からも会話の相手からも遠いことを表わします。

基本は対象物の位置関係です。
ただし、物理的な位置関係だけではなく心理的な近さ・遠さを
指すこともあります。

「そこには私はいません」
この文はいわゆる外国語直訳文の影響を受けた翻訳文的なニュアンスの文ですが、やはり日本語本来の「そこ」が基本になっていると言えます。
相手が示したものであって自分が示したものではない、という意図です。
これは相手に近く自分からは遠いという法則に心理的に則っています。
あなたが前の文脈でこう言いましたがその中で言っていた場所→「そこ」です。
英語のitやthereに対応する翻訳文ですが相手の示したものという点では一致します。

「ああ、あの件ね」
この場合は話者とその相手が過去に触れた対象で、現時点から見れば2人から同等に「遠い」ものになっています。
文法的にはこれを「その件ね」と言うことも可能ですが心理面でニュアンスが違ってきます。
相手がしっかりと覚えていて指摘していることを自分の責任をあいまいにするためにあえて「遠いこと」扱いにしてしまっている上に、相手からも遠ざけることで批判をやり過ごす意図が入っています。

質問した人からのコメント

2011/5/1 12:41:52

成功 皆さん、有難うございました。
皆さんのご啓発でこの問題を以下のように纏めておきます。
1、客観的にの位置関係を指示する働き。
2、前文脈を指示する働き。
3、主観的、意図的に配分、配置による位置関係を指示する働き。
以上、
この問題を最初に提示したaixjapan55555さん

にも感謝いたします。

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kir********さん

2011/5/103:24:35

1 ・ 体験云々は関係ありません。
「私の墓の前で泣かないでください
【そこ】に私はいません」
・・・これは、一連の文章の中で使われている
【そこ】ですから、「文脈指示」なのです。
つまり、前の文に出てきた語(ここでは、場所を表わす語)
指しているために【そこ】なのです。
このような「文脈指示」の場合は、常に「そ」を使います。

同様の例
・・・ 「漁港のある海辺の町。【そこ】が私のふるさとだ」

2・「したかしないか」は関係がありません。
話者の「頭の中に浮かんだこと・思いついたこと」を表わす
指示代名詞は、常に【あ】です。
ここでは、それまでBの頭の中にはまったくなかった件が、
Aの発言によって、突然浮かびあがっています。
その事象が「頭の中に浮かんでいるぞ」ということを
表わすのが【あ】なのです。
・・・物の名前をド忘れしてしまったときに、
「えーっと、ほら、【あれ】、ほら【あの】ときの・・」
というように【あ】を使うのは、まさに「頭の中に
浮かんでいる」事象を指すからです。

1も2も、指示代名詞の「文脈指示」という機能ですので、
具体的にあるものを指す「眼前指示」とは違います。

mie********さん

リクエストマッチ

2011/5/103:18:39

1.まず、日本語文法の基本です。「これ」は話者に近いものを指す。「それ」は話者から遠く聞き手に近いものを指す。「あれ」は話者からも聞き手からも遠いものを指す。

これが基本です。実際に見えているかいないかという実体験に関しては、見えていないものは「遠い」と同じ扱いになります。

そこで、次のような状況を考えてみます。

AさんとBさんがいっしょに山を見ていて、Bさんが、「あの山は富士山ですか」と問うたとします。このときAさんが否定的に答えるとして、どういうでしょうか。
1「あの山は富士山じゃない」
2「その山は富士山じゃない」
3「この山は富士山じゃない」

1が普通です。3もOK。近い「この」か遠い「あの」かは、相対的なもので、どちらも実際に見ているのは同じです。

次に、AさんとBさんが電話で話をしていて、富士山を見ているBさんが「あの山は富士山でしょうか」と問い、家にいて山を似ていないAさんが否定的に答えるとします。Aさんはどういうでしょうか。
1「あの山は富士山じゃない」
2「その山は富士山じゃない」
3「この山は富士山じゃない」

もちろん2ですね。実際に山を見ていないからです。

つまり、「そこには私はいません」というとき、話者は「そこ」=「墓の中」を見ていないのです。なぜ見ていないか、遺灰はそこにあっても、魂は千の風なって中に入っていないからです。たとえ一度は入って中を見たとしても、相手が自分の墓を拝んでいる時点では、そこにいないから見てません。だから、自分から遠く相手にに近い「そこ」になります。

上の対話でも、Aさんは富士山を見たことはあるのです。でも、Bさんと電話しているその時間には見ていません。だから「その山」になります。

もう少し考えます。
A「けさ駅の入り口であなたを見た」
B「そんなはずはない。けさ私はそこにいなかった」

Bさんは、もちろん、いつも通勤している駅の入り口に行ったことがあります。でも、この対話では「けさ私はあそこにいなかった」とはなりません。なぜなら、AさんがBさんを見たというその時間の駅の入り口をBさんは見て体験していないからです。つまり、時間空間を限定した上での実体験の有無です。
ここでもしBさんが、ついうっかり「けさ私はあそこにいなかった」といってしまったとします。これはBさんが「あそこ」に実際にいたのに、「いなかった」と嘘をついていることを暗示します。これによって、探偵はBさんの嘘を見抜くことができます。

2.これは、頼まれた時間とそのときのことを覚えているから、実体験の「あれ」です。ここで「それ」というと、そんな頼みは聞いていない、という意味合いが出ます。

A「先日送った手紙は着いた?」
B1「そんな手紙受け取らないよ」
B2「あんな手紙受け取らないよ」

B1は手紙を見ていない。B2は手紙を見た上で拒否している。
これと同じでしょう。

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