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鹿児島出身なのですが、先日友人に尋ねられてわからなかったので質問します。 ...

shr1727さん

2011/8/2410:59:44

鹿児島出身なのですが、先日友人に尋ねられてわからなかったので質問します。

鹿児島や隈本などでは、路面電車・市電とバスのどちらもが走ってますよね。

それってバスだけとかじゃだめなんですかね?
路面電車はどうし

てバスと共存できているのですか?
路面電車の存在意義ってなんですか?

補足すいません変換ミスりました。

隈本じゃなくて熊本ですね。

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ベストアンサーに選ばれた回答

編集あり2011/8/2700:25:25

大変良いご質問ですね。素晴らしいご質問に出会えて嬉しいです。

他の一部の回答者の方は、路面電車の意義として「回顧論」や「排ガスなし」の説明に終始されているようですが、大変失礼ながらそれは全くの説明不足です。
海外で新型路面電車が相次いで導入されていますが、決して情緒論ではありません。単なる情緒論で、バスより導入費のかかる路面電車を入れようとはしません。
また、単に排ガスの問題に留まりません。排ガスの問題ならば、「電気バスで足りる」と言われれば、答えようがないからです。

さて前置きが長くなりましたが、路面電車とバスが共存しているのは、「互いの利点をうまく組み合わせて、都市内の公共交通ネットワークを形成できているから」です。

路面電車とバスの特徴をそれぞれ列挙します。

路面電車
利点
①線路の上しか走らないので、線路はどこを走っているのか誰にでも分かりやすい「公共交通の広告塔」である。それは集客力の高さに寄与する。集客力が高いから、車からの乗り換えが進み渋滞緩和を進めやすい。
②一般車の線路上通行は規制・禁止されており、路上駐車車両の影響もほとんど受けない。よって、バスに比べてスムーズに動けるので、速達性・定時性が高い。
③線路は運営の永続性が高く、それを住民に印象付ける。よって、沿線への開発や定住を促進させる効果が強い。
④車両などの設備は、バスよりかなり長持ちする。

欠点
①線路の上しか走らないので、路線延長の柔軟性がバスより悪い。
②線路の保守はバス(道路)より高い技術が要求される。
③線路工事の分、手間やコストがかかる。車両もバスより割高。

対してバスは、利点・欠点が路面電車とほぼ逆だと思って下さい。
つまり、互いの強みを活かし欠点を補い合いながら、都市内交通のネットワークを形成しているのです。さらに面白いことに、路面電車整備とともに、バスの利用者までもが急増する事象が多く見られます。「公共交通の広告塔」上を走る路面電車が「公共交通全体への人寄せ」効果を発揮していると考えられています。利用者心理に対する効果でしょうね。

これは単に理論の話だけではなく、きちんと実例もあります。
LRT(次世代型路面電車)で有名な仏・ストラスブールや米・ポートランドでは、LRT導入後は公共交通利用者が増え、特にバスの利用者数が急増したのだそうです。(詳しくは、書籍「LRT-次世代型路面電車とまちづくり-」 宇都宮 浄人 (著), 服部 重敬 (著) 、成山堂、ISBN978-4-425-76181-4にて解説されています。)
また、宇都宮浄人さんは、仏・ルマン市(人口15万人)という小さめの都市でも、やはりLRT新規導入後にバス乗客数が大幅に増えたと解説しています。(鉄道ピクトリアル8月臨時増刊号)

運営のやり方で、路面電車とバスは補完関係になるのです。決して「敵同士」ではありません。
新潟市でも宇都宮市でも、バス運営との絡みでLRTの導入話がとん挫したと言われています。
行政がここに話したことをきちんと理解して説明していれば、日本も欧米のような交通体系に近付けたのに・・・と思うと残念です。

でも、悲しんでばかりいられません。shr1727さんのような方がきちんとした知識をもって、一人でも多くの人に教えてあげて下さい。それは、日本の地方都市交通を改善する近道だと、私は信じています。ご参考まで。

質問した人からのコメント

2011/9/1 01:13:01

降参 詳しい説明ありがとうございました。
とても分かりやすかったです。

路面電車、ずっと残していきたいですね。

ベストアンサー以外の回答

1〜5件/6件中

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2011/8/2512:23:00

路面電車はシンボルなんですよね。

niquwojadyさん

2011/8/2413:30:00

現代の路面電車の存在意義は「環境への配慮」、これに尽きるでしょう

定時性は確かにバスよりは優れていますが、併用軌道を使用している限り右折車などの影響は避けられません
鹿児島の谷山方面のように専用軌道だったり、路面を緑化したり、阪堺電車のようにセンターリザベーションを実施すればいくらかは自動車の影響は排除できるかもしれませんが、残念ながらわが街札幌ではなかなかうまくはいきません


鉄道マニアということを離れて、もし私が自治体の交通担当者ならば迷うことなくバスを選択します
第一、保線の必要がありません 多少の負担はあるかもしれませんが、道路の維持管理は国、都道府県、市の他の部署がやってくれますから
また、市民サービスの面から考えれば限られた路線しか走れない電車に比べバスの方がはるかに広いサービスエリアを確保できます つまり「線」ではなく「面」での展開が可能になります

あ、もう一つ存在意義がありました
「歴史的価値」です
多くの都市で路面電車が無くなった現在ではただ存在するだけでも貴重であり、札幌・函館の市電は北海道遺産に指定されております

いづれにしてもソロバンだけをはじいていたら路面電車なんて無くても良いもの、ということになりますな

でも、それでも走り続けている
これが「文化」というものでしょうかねぇ

富山をはじめ、わが札幌でも電車の延長が実現化されそうです
新しく誕生したり復活したり、マニアとしては大いに楽しみです

s111s2532さん

2011/8/2413:26:23

自虐的というか、路面電車の必要性に理解の無い人たちのために心中察しいたします。昭和30年ごろまではどこの都市も路面電車が市内交通の主役でした。それがモータリゼーションの発展(クルマ社会)に伴い、道路から電車は邪魔と扱われ、自動車優先、ダイヤ遅延、赤字累積、そして廃止の道をたどりました。変わりにバスの路線網拡大、さらには地下鉄建設という流れになりました。それが現在、建設費上昇で行政の財政圧迫、排ガス規制の問題が出ていて、「路面電車はよかった」という回顧の声が出ているのは皮肉です。札幌のように、地下鉄・路面電車・バスの共存できている例もあります。逆に名古屋は路面電車を廃止しておきながら、「基幹バス(レーン優先バス)」を整備し、財政上からの地下鉄計画の見直しという例もあります。欧州でも見直しの機運は強いので、未来は暗くありません。

編集あり2011/8/2411:23:20

ひとつはバスに比べて渋滞に巻き込まれる心配が少ないからです。
道路上を走るとはいえ、
自動車は交差点を除いて軌道内への進入を禁止されています。
信号での停止はありますが、定時性はバスよりはるかに上です。

ふつうの電車より気軽に乗れ、バスより定時制で優れているという強み。
そして、ある程度のまとまった需要があるような地域や地点
(例:鹿児島中央駅と天文館、熊本駅と辛島町など)
を結ぶような場合は、路面電車は効果を発揮します。

イメージとしては、鉄道を引くほどではないが
バスよりは需要が多く、市街地のような比較的狭い区域に
向いていると思います。

首都圏や京阪神、福岡くらいの数百万規模になったら
需要が多くて路面電車だけではまかない切れず、
しかも車が多いので渋滞がおきます。
こうなれば鉄道(地下鉄)が有効です。

隈本…なるほど、九州、特に南九州では地名や人名で「隈」という字をよく使いますよね。

fc3scd9aさん

2011/8/2411:09:06

細かい事ですが・・・隈本ではなく熊本ですね。。。

路面電車の意義としては渋滞に影響されにくいので
公共交通機関としての信頼性が高いということですね!
更に消防車、救急車等の緊急車両の通路として
使用できるので都市の防災に関しても寄与できる
ということです。

バスと共存できるのはバスほど小回りが利かないうえに
路線の拡張変更が容易には出来ないので共存できるわけです。

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