聖体とは、
先の回答にもあるとおり最後に晩餐に由来する
イエス・キリストの体のことで、キリスト教の信仰の根幹の一つとも言える重要なものです。
で、これについての解釈や用語は、キリスト教といってもカトリックとプロテスタントで大きく異なります。
カトリック教会では「実体変化」といって
ミサの中でパンと葡萄酒がキリストの体と血に変わると考えます。
もちろん物理的にはパンと葡萄酒のままなんですが、これが「秘跡」(=神の奇跡、神の恵み)と考えます。
なので、詳しい説明はだいたい ignorancerexさん の回答のとおりなんですが、
私個人(カトリック信者)としては
「マジック」はまだいいとしても(「奇跡」という意味で)
「呪術的迷信的な考え」というのは、カトリック信者に対して失礼な言い方だと思います。
いくらプロテスタントの解釈と違うからといっても
牧師さまともあろうお方なら、もう少し言葉を慎んでいただきたいものです。
すみません、脱線してしまいました。
補足の、サルトルの話は私はわからないんですが、
カトリックでは、病気や高齢のため教会のミサに来られない信者のために
司祭が聖体を持って訪問して、聖体を授けること(「聖体訪問」と言います)が一般的に行われています。
カトリック信者にとっては、(富裕層だろうがそうでなかろうが)基本的に毎週日曜日のミサで聖体拝領をしますし、
特に病気や高齢の方、さらには死の間際にあるような方にとっては、
聖体はとてもありがたい大きな神のお恵み、奇跡と考えられていていると思います。
富裕層かどうかというのはまったく関係ありません。
※すみません、質問者の方に補足とお願いです。(ignorancerexさん に言っても無駄のようなので)
ignorancerexさん によると(プロテスタントの立場からの一方的な見解だけを述べたようなサイトのURLばかり貼ってますがw)
カトリックのミサや聖体拝領は呪術=迷信というのは「常識」だそうで、
たしかに学術的に見たらそういうことになるんでしょうし、プロテスタントではそう解釈しているんでしょうから、それはそれでいいんですけど、
だからといって、少なくともカトリック教会・カトリック信者の前で
「カトリックのミサや聖体拝領は呪術=迷信。これは常識。そう言ったら失礼だと言う人は教養が足りない。」などとは(そう思っていたとしても)決して言わないように、お願いいたします。
例えば、もし
神社にお詣りに行く人や、お盆に祖先の霊をお迎えするために提灯を立てたりお供え物をしたりする人のことを
他の宗教・宗派の人が「それは迷信」と、言ったりこのような場に書き込んだりしたら、とても失礼にあたるのではないかと思いますが、
それと同じことで、カトリック信者に面と向かって言ったらケンカになりかねないような言い方だと思います。
sakuramoti242さん も、おそらくそのこと(他の宗教・教派に対する配慮や尊重心を欠いた態度)を言っておられるんでしょうけど・・・