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ラグタイムは西洋音楽にはない概念ですか?

nin********さん

2011/9/2515:27:55

ラグタイムは西洋音楽にはない概念ですか?

あのユーロビート的なノリ、グルーブ感はクラシック音楽にはなかったのですか?
ベートーベンの交響曲7はラグタイム的と言えるんでしょうか?
モーツアルトの交響曲にもシンコペーションを使ったものがったと記憶してます
黒人さんの音楽という印象が強いのですが昔から西洋にもあったのですかね?

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ベストアンサーに選ばれた回答

nar********さん

編集あり2011/9/3020:56:51

シンコペーション自体は様々な国の民族音楽に見ることができる。西洋クラシカル音楽では、バッハにも数多く見ることができる。

しかし、ジャズのシンコペーションは、クラシカル音楽由来のものではなく、アフリカの民族音楽、伝統音楽由来のものだ。それは、各国の民謡が、バッハやモーツアルト以前からあったのと同じように古くから存在していた。

一般に、ジャズは、アメリカ合衆国で、アフリカの音楽とヨーロッパの音楽の伝統が出会って生まれたと言われる。

Marriage between two musical traditions.

そして、アフリカ側から、
syncopation
polyrhythm
sensibility having your own personal expression
improvisation

ヨーロッパ側から、
instruments
chord progression
(improvisation)

を得て成長してきた。

原則的に、クラシカル音楽は4拍子であれば1拍目と3拍目に強勢を置くダウンビートの音楽。ジャズを始めとするポピュラー音楽のほとんどは2拍目と4拍目に強勢を置くアップビートの音楽である。
また、♫ このような2連符をクラシックでは、even に、タ・タと分けて感じるが、ジャズではlong and short で、ター・タと感じ、その上でシンコペーションをするので、モーツアルトやベートーヴェンのシンコペーションとは結果として生じるリズム構造がかなり異なる。モーツアルトやベートーヴェンのシンコペーションは、ジャズやR&Bで言うスイングやグルーヴとは似ても似つかない。タイムフィールが全然違う。やはり黒人音楽のgroove感は、アフリカン・アメリカンならではのもので、それはクラシカル音楽のように記譜によってはまず継承できない。

*un poco tanto氏が貼って下さったベートーヴェンのピアノソナタは、確かにlong-shortのように感じられ興味深い。しかし、やはりこれはダウンビートで、いわゆる縦ノリの演奏であろう。groove感はアップビートから生まれ、横ノリと言われるものだ。



さて、12音技法を編み出した時、シェーンベルクは『これで、向こう100年間のゲルマン音楽の優位は保証された。』などとうそぶいたが、彼が生まれた1874年には、アメリカにいる黒人の100%近くがアメリカ生まれとなり、多様なアフロ・アメリカ文化を形成し始めていた。
彼らは、奴隷労働からの解放の願いを込めブルースを歌い、黒人教会での宗教歌からゴスペルのリズムを生み出し、そしてそれらが、ジャズやR&Bに、さらには、アメリカのカントリーミュージックと結びついてロックンロールへと進化し、やがてはロックやポップスに姿を変え、全世界の人間が共有して楽しめる音楽文化へと発展した。さらに近年では、これに現代のアフロ・アメリカン文化の象徴であるヒップホップ音楽も絡んで、世界市場を獲得しつつある。

一方、ヨーロッパクラシカル音楽の正統を引き継いだはずの、12音音楽や無調音楽は加速度的に聴衆を失ってゆき、現代では『現代音楽』は限られた専門家たちだけが共有するだけの、インテリ音楽になってしまったように見える。

もし、ドイツ人(シェーンベルクはオーストリア人)が、アフリカ人のようなリズムのセンスを持っていたなら、現代音楽はずっと隆盛したであろうと私は思う。

ストラヴィンスキーやガーシュイン、さらには多くの(ゲルマン至上主義ではない)現代作曲家が黒人の音楽から謙虚に吸収しようとしたものは、この独特のリズムやブルーなメロディがもつ計り知れないエネルギーなのであった。もし、ジャズに特有なシンコペーションがクラシカル音楽の伝統の中に既に存在していたなら、彼らはわざわざジャズからそれを学ぼうとは思わなかったに違いない。

質問した人からのコメント

2011/10/2 18:28:27

ありがとうございました
ブルーノートの質問でもご丁寧なご回答に感謝します
やはり黒人さんにしかうみだせないノリだったのですね

ベストアンサー以外の回答

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fan********さん

2011/9/3021:47:31

以前、メープルリーフ・ラグの質問がありました。

sod********さん

2011/9/2600:47:30

モーツアルトのシンコペーションは当時の最新のリズムです。
モーツアルトのリズムがもちろん先です。

一方、Ragは「ぼろ布」。

概念としては「西洋音楽にはなかった」ということになります。

un_********さん

2011/9/2520:41:57

一部では有名な話ですが、ベートーヴェンの『ピアノソナタ第32番』の第2楽章に、まるでラグタイムのようなリズムが出てきます。下記の動画の06:17から。
http://www.youtube.com/watch?v=mdHdb1flwgQ

ラグタイムの創始者の一人、スコット・ジョプリンはご存知でしょう。こちらは彼のヒット曲『メイプルリーフ・ラグ』です。
http://www.youtube.com/watch?v=pMAtL7n_-rc
英語版wikipediaによると、スコット・ジョプリンは子供のころに、Julius Weissというユダヤ系ドイツ人の先生からピアノを習っていたそうです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Scott_Joplin
なので、もしかしたら、上記のベートーヴェンの曲に触れる機会があったかもしれません。あくまでも「可能性はゼロではない」という程度の話ですが。

sto********さん

2011/9/2517:48:29

アメリカで生まれた音楽でしょ?
東洋音楽じゃないから、西洋音楽なんじゃないですか?

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