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花の終わりの言葉ですが 椿、おちる 牡丹、くずれる 桜、ちる 梅、こぼれる ...

ode********さん

2011/11/1921:40:48

花の終わりの言葉ですが

椿、おちる
牡丹、くずれる
桜、ちる
梅、こぼれる

この他にありましたらお教えください!

山茶花だと椿と違い花びらが散りますので、「ちる」でいいでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

tkm********さん

リクエストマッチ

編集あり2011/11/2010:45:15

「花の散るさま」
時間の関係で割愛した花も多いのですが、ご参考になれば幸いです。

☆梅
梅の散るさまを「散りしおれる」と表現しているのを見つけました。梅の異名「好文木」の説明の中で、「中国、晋の武帝が学問に励んでいるときは梅の花が開き、学問を怠るときは散りしおれていたといわれる故事による」とありました。

☆沈丁花
沈丁花の散るさまは
「庭石に 花こぼしをり 沈丁花」
と、富安風生の俳句の中に見つけることができました。「こぼす」「こぼれる」という表現は確かに実感できますね。

☆雪柳
雪柳は散る姿にこそ、人は心を惹かれるのでしょう。江戸時代の俳諧に下記のやうなものがあります。
「ちればこそ 小米の花も おもしろき」
小米花は雪柳の異名です。
また、山口誓子の俳句には
「雪やなぎ 苑をしろくし ひと死せり」
「苑をしろくする」という表現で、雪柳が散る様子を表しているのですね。
また、次のような句もあります。
「雪柳 ふぶくごとくに 今や咳く」
石田波郷の俳句です。確かに、雪柳が風に吹かれて散る様子は「ふぶく」がぴったりです。

☆すもも
すももの花のちる様子は古く万葉集の中にあります。
「わが園の 李花(すもものはな)か 庭にちる はだれのいまだ のこりたるかも」
大伴家持の歌です。「散る」と表現されていますが、実は「はだれ」という表現が素晴らしい。「はだれ」とは、雪がはらはらと降るさまを表現する言葉なのです。すももの散るさまをはらはらと降る雪にたとえているのですね。
万葉集にはほかにも「はだれ」を用いた歌があります。
「沫雪(あわゆき)か はだれに降ると 見るまでに 流らへ散るは 何の花そも」
ここでは何の花かわかりませんが、「流れ散る」という表現がされています。

☆花蘇芳(はなずおう)
花蘇芳に関しては面白い表現を見つけました。
「風の日や 煤ふりおとす 花蘇芳」
滝井孝作という人の俳句です。花の散る様子を「煤ふりおとす」と表現したのですね。実にユニークな表現だと思います。

☆ゆすらうめ
ゆすらうめを題材にした句には
「万両に ゆすらの花の 白き散る」
正岡子規の句ですが、「白く散る」という表現をしています。

☆枳殻(からたち)
「こぼれる」の表現をまた、見つけました。枳殻の花です。
「家鴨等に 枳殻の花の こぼれけり」
江戸時代末期の俳諧なのですが、「こぼれる」と表現していますね。

☆山吹
山吹もまた古くから歌に詠まれてきた花です。
「ほろほろと 山吹ちるか 滝の音」
松尾芭蕉の句です。「ほろほろと散る」と表現しています。表現としては目新しいものはないのですが、正岡子規もまた次のように詠んでいます。
「山吹や 小鮒入れたる 桶に散る」
もう一つ、時代は前後しますが、面白い表現を見つけました。
「山吹や 井手を流るる 鉋屑」
与謝蕪村の句です。山吹の散るさまをかんなくずにたとえているのです。ああ、これもユニークな表現ですね。

☆椿
椿はやはり「おちる」なのでしょうね。
「赤い椿 白い椿と 落ちにけり」
河東碧梧桐の超有名な句ですね。しかしながら、「散る」という表現がまったくないかというとそういうこともなく、次の例があります。
「ちり椿 あまりもろさに 続て見る」
芭蕉の門人、志太野坡の句です。散る椿を「ちり椿」と表したのですね。この表現も素敵です。

☆山茶花
さて、ご質問の山茶花ですが、散る様子を表す特別な表現は探すことができませんでした。一般的な「ちる」でよいかと思います。

最後に、山茶花を詠んだ一句をご紹介します。
「山茶花の 暮れゆきすでに 月夜なる」〈水原秋桜子〉

質問した人からのコメント

2011/11/26 19:25:12

降参 素晴らしいご回答をありがとうございました。万葉の時代から受け継がれてきたもののあはれ、妙なる日本語の美しさを今一度実感でき大変に勉強になりました。
jiko08sep2011様も曼珠沙華について教えて下さいましてありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

jik********さん

2011/11/1922:12:47

ある著名な歌人が、曼珠沙華を、「色が褪せ始め、次に黒ずんで萎えて来る」と書いていたことが記憶にあります。

この歌人は、「写生」を信条とするホトトギス派のさる俳人の有名な句「曼珠沙華散るや赤きに耐えへかねて」の批判として自著に記していたのです。私はその俳人が誰か知りませんし、歌人も名を明かしてはいません。ただ、さる俳人の有名な句としています。実際に歌人が書いているようなさまでその花は終わります。

「しおれる」というのも萎れると書きますから、「萎える」と同じでありましょうか。


梅については、見方・心象によって「散る」「こぼれる」ともとれますし、同じように山茶花の花も表現してよろしいのではと思料いたします。一般的には仰せのとおり、「ちる」が適切であるとは考えます。

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