ここから本文です

友人の父が腸閉塞からの大腸がんにて入院中です。 ストーマを増設予定ですが、肺...

koy********さん

2012/1/423:47:24

友人の父が腸閉塞からの大腸がんにて入院中です。
ストーマを増設予定ですが、肺と肝臓に1㎝程の転移が見られるそうです。
治療法として外科的手術と、抗がん剤での治療があるらしいのですが、治る確率はありますか?

閲覧数:
1,221
回答数:
1
お礼:
100枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

doc********さん

2012/1/500:20:55

腫瘍内科医です。

遠隔転移をきたしているようなので、癌細胞は血液の流れに乗って
全身に広がっていると考えられます。これを根絶できる化学療法は
存在せず、根治は不可能と考えるのが現在の腫瘍学における常識
です。

手術をしても体内に癌細胞が残っているので、癌そのものは治りま
せん。従って、遠隔転移をきたしている場合、手術は行わないのが
一般的です。ただ、腸閉塞を伴った大腸癌、脳への単発転移で頭
蓋内圧亢進状態にあるケースなどでは救命目的に手術が行われます。
これらの手術は病気を治すことを目的としているのではなく、目の前に
迫った生命の危機を回避することが目的です。
大腸癌の場合、リンパ節廓清を伴わない原発巣の切除のみ、または
人工肛門造設のみが行われる事が多いです。


また、大腸癌など一部の癌については、遠隔転移があっても手術を
行う事で生存期間が延びる可能性が示されています。
大腸癌に対する遠隔転移切除手術は、原発巣・リンパ節転移が制御
できていることが条件となりますので、文中のケースだと適応にはならない
可能性が高いと思います。

化学療法は転移を伴う大腸癌の標準治療です。
大腸癌に対する化学療法は延命効果が示されておりフルオロウラシル、
オキサリプラチン、イリノテカンの3種類のキードラッグを用いる事で、約2
年の延命効果が期待できます。さらにベヴァシズマブ、セツキシマブ、パニ
ツムマブなどの分子標的薬を組み合わせる事でさらなる予後の改善が
図られています。

いずれにしても、ご家族でもないあなたがこれらの情報を患者さんに告げる
事はしてはいけない事です。ご友人から話を聞いたときに理解しやすくなる
ための前知識として持っておくのは構いませんが。そこのところは十分慎重に
ふるまってください。

質問した人からのコメント

2012/1/5 00:53:42

降参 専門知識のある方の回答ありがとうございました。

あわせて知りたい

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる