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「公正証書遺言」と「遺留分減殺請求」はどちらが優先される?

エンパシーさん

2012/1/2420:44:40

「公正証書遺言」と「遺留分減殺請求」はどちらが優先される?

テレビ・ドラマ等を見ているとありがちな、夫が亡くなる前に「財産はすべて福祉施設に寄付する」という内容の「公正証書遺言」を残したとします。

残された妻や子供が「遺留分減殺請求」をした場合、「公正証書遺言」と「遺留分減殺請求」とはどちらが、優先されるんでしょうか。この2つは矛盾しているように思いますが。

結局、最終的には裁判で争う事になるんでしょうか?

補足ご回答ありがとうございます。

私が調べてみた限りでは「『遺留分減殺請求』されても、正式の遺言書であれば遺言内容が無効になる事はない」とありました。遺留分という権利と、遺言書に指定された相続人の権利が完全に対立してますから、簡単には決着がつかないように思いますが。

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ベストアンサーに選ばれた回答

mia********さん

2012/1/2500:23:48

民法の遺言に関する規定です。↓

民法第964条(包括遺贈及び特定遺贈)
遺言者は、包括又は特定の名義で、その財産の全部又は一部を処分することができる。ただし、遺留分に関する規定に違反することができない。


つまり、
遺留分は、強行規定ですから、
たとえ遺言によっても、遺留分を排除することはできません。

>正式の遺言書であれば遺言内容が無効になる事はない」とありました。

遺言そのものが無効になるわけではありません。

遺留分減殺請求は、権利であって義務ではありませんから、必ず請求しなければならないものではなく、請求しなくても構いません。
請求するまでは、遺言は完全に有効です。
請求されたら、遺留分の割合だけ返還しなければならない、というだけです。

例えば、遺言者が完全にその財産を誰にでも贈与できて、好きなように処分できるとすると、
長年連れ添った妻には一円も残さず、どこかの女性に遺贈してしまったりすることもできてしまいますが、それでは一緒にその財産を築いてきた妻が不憫ですから、遺留分というものがあるわけです。


>結局、最終的には裁判で争う事になるんでしょうか?

遺留分減殺請求権は、形成権ですから、「遺留分減殺請求します」と言いさえすれば、効力が発生します。
とはいえ、任意に返さない場合には、裁判をするしかありませんが、争う必要はなく、遺留分権者は必ず勝ちます。相手に勝ち目はありません。

質問した人からのコメント

2012/1/25 01:00:38

降参 ありがとうございました。
少なくとも「公正証書遺言」を書く時に、公証人が「遺留分を無視してまで特定の誰かに相続させると、後で揉めますよ。」くらい、教えておいてくれてもよさそうですが。
一般的な理解では「公正証書遺言」が、最優先されると思ってる人が多いと思います。遺留分も無視できると。こういう誤解が揉め事の元になるようです。
「単純保証人」と「連帯保証人」の区別も、一般の人にはほとんど理解されてません。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

mut********さん

2012/1/2423:05:06

遺留分減殺請求が優先されます。
遺留分減殺請求がなされると、遺留分だけ取り戻す形になります。
遺留分の算定や特別受益の有無など、揉めるケースは珍しくはないですが、調停や減殺請求を出した段階であっさり解決する事例もあるでしょうし、裁判までする事例もあるし一概には言えないんじゃないかと。

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