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第二次世界大戦前のブロック経済について。

lef********さん

2012/4/1122:59:49

第二次世界大戦前のブロック経済について。

文献か何かで見たような記憶があるんですが、ブロック経済のフランスの経済圏の説明に?というような紹介がされていたので質問してみました。
①共通貨幣が金?
共通通貨についての記述がありました。イギリス圏の共通通貨はポンド、アメリカ圏の共通通貨はドル、ドイツ圏はマルク、日本圏は円・・・・で、フランス圏は確か、金と表記されていたんですよね・・・・フランじゃないんですか?
②イタリアはフランスの経済圏?
世界地図があって、そこに主要国(前述の5ヶ国)の経済圏を色塗りしてあったんですが・・・・イタリアって、フランスの経済圏に入っているんですか?植民地でもないのに・・・まあ、マルク圏に植民地ではないオーストリアやハンガリーやらが含まれていた事もちょっと気になっていたんですが・・・

詳しい説明をお願いします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

coo********さん

2012/4/1217:24:13

ブロック経済といえば、関税障壁による植民地囲い込みという面に目が行きがちですが、通貨についてもキチンと理解しなければなりませんね。

★世界恐慌以降の貿易決済の機能不全へいたる道筋
金流出阻止

金本位制離脱

相手国との交換比率が分からなくなる

為替が大きく変動する可能性

輸出業者は、自国通貨での決済を要求する

貿易リスク拡大

貿易縮小

ブロック経済化

★国際通貨の4条件
①自由な交換
②価値の安定(極端な、インフレ通貨は困ります)
③利便性
④受領性(アメリカドルを日本が受け取って、石油を買えば、中東が受け取ってくれる)
世界恐慌の波及で、この4条件をもった金による決済機能が失われつつあったのです。
金本位制から離脱は、他国の通貨との両替ができなくなってしまったことを意味します。他国の通貨との両替ができないということは、通貨単位の違う外国との貿易ができなくなってしまったことを意味しました。しかし、外国との貿易ができなくても、国土が広く、国内製品で十分生活していくことのできるアメリカや、世界中に植民地を持っているイギリスやフランスはそれほど困りませんでした。例えばイギリスは自分の国の通貨のポンドを植民地であるインドやエジプト、南アフリカなどでも使わせていたので、これらの国で取れた資源をポンドを使って買うことができるし、それらの国にイギリス製品をポンド通貨で買わせることもできていました。このように、支配する植民地の中で自分の国の通貨を使わせて、自分たちの領土内での取引を盛んにして、通貨の違う国との貿易を行わないことをブロック経済といいます。また、イギリスが支配し、ポンドを使わせていた地域のことをポンド・ブロック、フランスが支配し、フランを使わせていた地域のことをフラン・ブロックといいます。


さて、本題へと
>フランス圏は確か、金と表記されていたんですよね・・・・フランじゃないんですか?

1929年世界大恐慌→31年イギリス、日本、33年アメリカと各国が金本位制度を停止。
↓↓↓↓↓
33年6月にロンドンにて国際通貨経済会議開催。
為替協定をめぐり,アメリカとフランスが対立し、フランスは会議終了後、イタリア・ベルギー・オランダ・スイス・ポーランドとともに、金本位制維持のための協定を結んだ。この6ヵ国間の団結を金ブロックという。
その後、貿易収支の悪化から35年のベルギーをはじめとしてつぎつぎに金本位制を停止し、37年フランスの金本位制停止を最後として、金ブロックは崩壊。
当時の新聞記事
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=0082...
・・・ 一九三三年の国際経済会議の中心議題は為替協定であった、然しそれは金本位を死守するフランス一派と、インフレー政策によるアメリカと、御都合主議通貨政策をとるイギリスとの対立で失敗し、世界の通貨は大体次の三つのグループに分れた
一、アメリカを中心とするドル・ブロック
二、イギリスを中心とするスターリング・ブロック
三、フランスを中心とする金ブロック
それから時を経る事三ヶ年余、フランスを中心とする金ブロックは今回遂に瓦解するに至ったが、・・・・・

結論
以上、フランスでは、当初金本位制に固執していたため、金本位制停止まではフランスのブロック経済では金が決済通貨とされたわけです。


>②イタリアはフランスの経済圏?・・・について
上記の[貿易決済の機能不全へいたる道筋]でわかるように、経済力の弱い国では、例えば現在でも、ドルと交換する際に、公式レートとヤミレートが存在しますね。更に、旧共産圏などでは、ドルショップというものがあって、その店の商品はドルでしか買い物ができない。対外貿易で自国通貨に信用がないと、貿易リスクを避けようとするため業者はドルしかうけとりませんね。以上のように、経済破綻していたイタリアでは、近隣諸国との貿易の決済で、金停止後は、その近辺の有力な通貨で決済するということになり、ドイツ・マルクは紙くず同然になっており、いきおいフランを決済に使われていたということですね。

質問した人からのコメント

2012/4/12 20:19:42

丁寧な回答有難うございます。納得しました。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

nak********さん

2012/4/1211:12:07

〇金兌換券でしょう。
◇「金何グラムと交換する事が出来る。」
と保障した文言がある紙幣ですね。
◇金を流通させるのは大変ですよ。金を流通させていたらブロック経済を行う必要ないでしょう。
◇イタリアはリビア位しか植民地が無かったしイタリア通貨のリラは価値が低いので信用度がなくフランを流通させたのでは?

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