以前ヴェトナムで仕事をしていた事があります。私が滞在したのはホーチミンでしたが、それでもヴェトナム人が韓国人を持ち上げ、崇拝するような事実は見た事がありません。むしろその逆でした。yama000111さんも仰るように、多くのヴェトナム人はそんなに韓国の事は好きではないかもしれません。私がいた時も田舎の方でよく厳しい口調で「ダイハン（韓国の意）」と言われました。そして「いや違うニャットパン（日本の意）だ」というと、喜んでくれたという体験もあります。これらの大きな原因のひとつにはヴェトナム戦争時の韓国軍の民間人に対する虐殺事件やその手口があまりにも残虐であった事などが関係しています。解放戦線の兵士を捜索するために農村に入った韓国軍が村を殲滅させたと言うような事件が多々ありました。また、現在では特に都市部において韓国の農村へのヴェトナム人女性の結婚ビジネスが横行しており、その挙句、韓国で夫に撲殺されたヴェトナム人女性まで出てきました。そういった事からそんなに感情は良くなのではないかと思います。 しかし、ヴェトナム人は非常にしたたかでこちらが驚かされる事が良くあるくらいです。以前は敵であったアメリカとも共通の敵「中国」のために手を結ぶほどですし、そのあたりも本音と建前が大きく介在するのではないかと思います。あと、ヴェトナム人は過去の事に対してそんなに粘着的ではありません。むしろ得にもならない事と一蹴し、忘れる方です。若い世代の間（特にヴェトナム戦争後に生まれた世代）こういった気質も加味されているのかもしれませんね。 後、私は現在タイに住んでおりますが、タイでも韓国旅行がブームになりましたが、帰ってきた人々はみな殆どが「一度で良い」と言っています。見る物がなく、特に面白いところもなかったからだそうですが、タイは世界有数の観光立国ですからタイ人からしてみれば「不満」だったのかもしれません。タイでは特にKpopが流行っていると言うのではなく、人気のある外国の音楽文化のひとつ、と言う捕らえ方だと思います。なのでK-POPや韓国ドラマゆかりの地などに行っても面白くなかったかもしれませんね。