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ジャン=リュック・ゴダールは如何にして我々を魅了するのか?

sil********さん

2012/5/522:26:09

ジャン=リュック・ゴダールは如何にして我々を魅了するのか?

私自身「気狂いピエロ」「勝手にしやがれ」は大好きな作品ですが、なんで好きなのかと問われると言葉に詰まります。

全ての作品を見たわけでもなく、理解不能な作品も多々あるのですが、なぜか引き込まれる。

ゴダールはいったいどんな魔法を使って我々を魅了しているのでしょうか?文献など読むと「記号論」などワケワカランことが書いてあって余計混乱します。

また、皆さんの好きなゴダール作品ランキングを教えて下さい。
私の場合では、
①「気狂いピエロ」
②「勝手にしやがれ」
③「はなればなれに」
④「女は女である」
⑤「右側に気をつけろ」

回答宜しくお願い致します。

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ベストアンサーに選ばれた回答

dem********さん

2012/5/723:04:02

ゴダールが「勝手にしやがれ」を発表するより前、まだ批評を書いていた頃のゴダールがこんな言葉を言っています。「全ての映画(的な要素)は既に撮られてしまっており、自分たちが為し得るのは過去の映画(的な要素)の引用と反復しかない」。ゴダールの作品もまさにそれなのですが、「映画には何が可能か(映画の中で映画を語る/描くメタ映画)」を追求し、今現在に於いても映画史の最前線であることが大きな魅力ではないでしょうか。

「分断と再構築」と言われるゴダールの作風は常に一貫しており、そこに引用と映画史の反復を取り入れ、オリジナルな作品を作り上げてしまう。それは現存する映画監督の中でも唯一無二の存在であって、ヌーヴェルヴァーグとか、ホークス=ヒッチコック主義とか、そのあたりは既に飛び越えて別のところに行っているように思います。

ただ、ゴダールは決して天才だとは思いませんが、引用と反復をオリジナルに変えてしまうほどひたすらに映画を知っていて、天才と言われる作家のように並外れたスピリットを持っているのではないでしょうか。はっきり言ってつまらない作品も数多いと思いますが。この「変なおじさん」は魔法使いではなくて、魔法使いが使う魔法のタネを知っている唯一の存在なのだと思います。

私のBEST10です

1 カルメンという名の女
2 勝手に逃げろ/人生
3 アワーミュージック
4 気狂いピエロ
5 ウィークエンド
6 勝手にしやがれ
7 はなればなれに
8 ソシアリスム
9 女は女である
0 リア王

「カルメンという名の女」は、ゴダール流劇映画の完成形というか、政治に傾倒していた頃を飛び越えた後の原点回帰によって、より洗練された作品だと個人的には思います。ラウール・クタールの絵(画)もやっぱり良いです。最近の、「ソシアリスム」や「アワーミュージック」なども大好きです。「フォー・エヴァー・モーツァルト」や「JLG/自画像」も凄く面白い。

質問した人からのコメント

2012/5/10 22:01:13

確かに引用と反復をやりながら「勝手にしやがれ」から現在まで最前線にいるというのは凄いことですね。逆にゴダールを引用、反復しようとすると酷いことになりそうです。ゴダールは孤高ですね。皆さんありがとうございます。

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pip********さん

編集あり2012/5/608:52:12

ゴダールというと、どうもインテリじみたアカデミックな批評言語で語られる傾向が強いようなので、少なからず辟易します。
もっと無邪気にゴダールを楽しもう!というのが私のスタンス。
その批評言語の応酬が、映画ファンからゴダールを遠ざけているんじゃないか、と思うくらい。
普通に鑑賞する分には、十分楽しめるのに。心さえ解き放てるのであれば。

映画というものを勉強し尽した男ゴダールが、その知識をフルに活用し、映画というオモチャで遊び倒す。
それが、特に初期のゴダール作品が持っている、気取りや衒いのない楽しさの源泉だと思うわけです。
(先の回答者さんが指摘されたタランティーノの作風は実はゴダールに近いわけです。タランティーノのプロダクション「Band Apartは、「はなればなれに」から取られています。)

なので私は、映画をオモチャにしなくなった‘60年代後半以降の政治的な色彩の強い作品は苦手です。


私のゴダール作品べスト5


①「はなればなれに」(沈黙の1分間とか、ルーブル美術館を駆け抜ける場面とか、実に瑞々しい魅力にあふれた傑作です。)

②「軽蔑」(文豪アルベルト・モラヴィアの小説を見事に映画化。文芸作品としても一流。)

③「勝手にしやがれ」(やっぱりこれでしょう。)

④「女と男のいる舗道」(こんなゴダールでも、フランス映画っぽい独特の余韻を醸しだす映画作るのか、と感心しきり。)

⑤「ウィークエンド」(まるで筒井康隆風スラップスティック。)

あまり評価の高くない「女は女である」も好きなのですが、ハミ出ました。


↓「はなればなれに」この作品大好きです。

ゴダールというと、どうもインテリじみたアカデミックな批評言語で語られる傾向が強いようなので、少なからず辟易します。...

ste********さん

2012/5/522:36:14

記号論・・・ようするに「パロディ」です。
タランティーノが世間の人気を勝ち取ったパロディ手法を、ゴダールは半世紀前にやっていたという事です。

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