自分で書いたのかと驚いたぐらい同意です。
まず地獄期の金銭面についてです。
本当に売れない芸人を追っていると分かると思いますが、
コンビニのバイトをしたり、肉体労働の日雇いをしたり、
誰もが一般人として労働で金を稼いでますよね。
それも週5日勤務で主任扱いされたり、むしろ芸人業が
サイドビジネスのように逆転してる人も少なくありません。
オアシズ大久保も、めちゃイケレギュラーはあったものの
他番組に呼ばれず、将来的に芸人引退しても大丈夫なように
手に職を付けておこうという事で、つい最近まで週2、3日は
コールセンターのアポインターしてました。
有吉は地獄期でも芸人以外の仕事を一切してません。
金が不自由だったり、将来的な不安抱えた事など
一度もないんでしょうね。
続いて地獄期の仕事面ですが、例にあげてらっしゃる
内Pでは猫男爵をはじめとする味のある脇役の
若手芸人として一番手の位置でしたし、広島ローカル
ではずっとレギュラー番組を持っていましたし、
むしろ飽きられた一発屋芸人としては恵まれた
仕事数だったと思います。
本人も言ってるようにあの人は今的な番組には
いつも呼ばれてたんですし、芸能人カラオケの
特番のようなチョイ役でもたまに顔を見かける程度の
露出はあったので、完全にテレビから消えた
時期はありません。
今でいうとレポーターでたまに出てくるヒロシぐらいの
存在感はあったと思いますよ。
最後に地獄期の精神面ですが、有吉本人が一番主張
してるのはこの部分ですね。
猿岩石のヒッチハイクでブレイクし、歌もミリオンセラーで
一躍時の人だったところから、テレビであまり見なくなる
転落だったギャップが精神的にこたえたということですが、
これは本当でしょうかね?
バイトはしてないんですから、芸人なのに他の職業で
稼ぐしかないという芸に対する劣等感は生まれないですよね。
それに猿岩石は漫才やコントを舞台でやってたわけでは
ないので、少ない観客からの「つまらない」という野次に
悩む事もなかったと思います。
そもそもバイトしてないなら、ほとんど外に出かける必要も
ないので、外で一般人から指差されたり馬鹿に
される機会も非常に少なかったと思います。
せいぜいコンビニや服買いに行ったりする時に
何か悪口言われたりする程度でしょうが、その程度の回数なら
売れてる芸人でも嫌な事言われるのはありますよね。
また、この人は売れない芸人がよくやる地方営業や
イベントの司会も一切やってませんから、営業時に観客に
やられるキツい野次も受けてないわけです。
そしてこれは有吉自身が言ってましたが、地獄期はほとんど
テレビを見て過ごしてたので、外界と接触してないという
ことなので、一般人から悪口言われる機会はゼロに
近かったんだろうと思います。
そうなると、後は芸人として世間に認められない事に対する
劣等感だけになりますが、そもそも猿岩石が芸人としての
実力が認められて売れたコンビじゃないので、地獄期に
関わる問題ではありません。
上記のように分析すると、金銭面、仕事面、精神面のいずれも
まったく地獄と呼べるものではなく、むしろ毎日仕事もせずに
ブラブラしてるだけの天国のような充実した生活だったと
思いますよ。
サッカーからセミリタイアして世界の旅人化した中田英寿に
通ずるものがあります。
なので、有吉の地獄期というのは実は天国期だったと
解釈しています。
(補足)
補足に対する補足です。
毎日半額商品粘った話はさんま御殿で武勇伝のように話してましたね。
お店の人が半額シールを貼るタイミングで、他の半額狙いの猛者と
競争してたとか、毎日一般人と戯れてたわけですよ。
そんな乞食みたいな事を毎日やってたら、輪をかけて馬鹿にされますからね。
世間に馬鹿にされるのがトラウマだったなんて完全な嘘です。
基本的に有吉の地獄アピールは地獄自慢であり地獄武勇伝なんです。
地獄期に一番お世話になったのは広島ローカルのレギュラーなのに、
そこへの感謝よりも、知名度のあるさまぁ~ずや上島竜兵が
「俺を認めてくれた」美談を強調するのも、本当の地獄を見てないからこそ
出せる軽薄な発言です。