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温泉のヌルヌルの正体

tcxo_ffさん

2013/1/2000:30:33

温泉のヌルヌルの正体

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アルカリ泉に入浴すると皮膚がヌルヌルしますよね。
あれは何故ヌルヌルしているのでしょうか?


昔、化学の教師が

「 アルカリは有機物を溶かす。
水酸化ナトリウム液を触るとヌルヌルするのは
皮膚が溶けているから 」

と言っていました。

アルカリ泉でヌルヌルするのはやはり皮膚が溶けているのでしょうか?


それと、弱アルカリ性を示す石鹸(脂肪酸ナトリウム)もヌルヌルしますが、
弱酸性や中性のボディーソープや合成洗剤もヌルヌルします。

もしかして「ヌルヌル」は液性とは関係ないのでしょうか?

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untamaghiruさん

編集あり2013/1/2122:29:04

アルカリ性の温泉に入ったときのヌルヌルした肌触りと、石鹸(ただし動植物の油脂を原料とし、石油化学合成成分を含まない伝統的な石鹸)のヌルヌルした感触は、基本的に同じ化学現象(乳化)によるものです。


伝統的な石鹸の製法は、動植物の油脂(牛脂やヤシ油など)にいわゆるアルカリ(炭酸ナトリウムや炭酸カリウム、水酸化ナトリウムなど)を加えて加熱し、石鹸(化学的には脂肪酸ナトリウムやカリウム)とグリセリンに分解させて作ります。

石鹸は代表的な「界面活性剤」です。界面活性剤とは、水にも油にもなじみやすい性質を持つ物質のことで、本来は混じり合わない水と油に界面活性剤を加えると、水の中に油がコロイドとなって均一に混合します(この作用を乳化といいます)。
水だけでは洗い落とすのが難しい、皮膚上の油や油を含む汚れを、界面活性剤(石鹸)の作用で油分を水の中に溶出・分散させて洗い落とすというのが、石鹸による洗浄の仕組みです。


アルカリ性の温泉に入ったときのツルツル・ヌルヌルした感触も、石鹸で身体を洗ったときに起きる界面活性作用・乳化と基本的に同じ化学現象です。
温泉のツルツル・ヌルヌル度が強くなるにはそれなりの条件が揃う必要があって、pH値が大きい高アルカリ性の温泉であればあるほどヌルヌルが強くなるとは限らず(むしろpH値が10を超えるような強アルカリ泉は溶存成分が非常に少なく薄いものが多い)、また高アルカリ性であっても陽イオンにカルシウムやマグネシウムが多いと滑性が無いためほとんどヌルヌルしません。

ヌルヌル度が強い温泉に共通している泉質は、陽イオンが専らナトリウムイオン(Na+)で、陰イオンが主に炭酸水素イオン(HCO3^)や炭酸イオン(CO3²^)から成る、いわゆる純重曹泉と呼ばれるものです。
これらの物質と、ヒトの皮膚の表面に含まれる油脂(皮脂)が反応すると、まさしく石鹸が生成されるのとほとんど同じ化学反応が体表に起きるのです。



中性や弱酸性の合成洗剤やボディソープ・シャンプーなども、確かにヌルヌルします。普通の固形石鹸以上にヌルヌルした感触が残ります。
これはこれらの洗剤に含まれる、洗浄成分として石油等から化学的に合成された「合成界面活性剤」の作用によるものです。

動植物の油脂を原料とする本来の石鹸は、弱酸性の皮膚をアルカリ性に変えるため、「肌荒れ」を起こすことがあります。
弱酸性のボディソープ等は「肌に優しい」ことを売りにしており、確かに直ちに肌荒れを起こすことはありませんが、界面活性作用が無いと洗浄能力もないため、合成界面活性剤を大量に加えているわけです。


動植物の油脂由来の伝統的な石鹸(脂肪酸ナトリウム等)は肌荒れを起こすことはあっても、皮膚組織に浸透することはほとんどないので、乾けば体表から自然に剥落して皮膚は元通り弱酸性になります。また石鹸は薄まった水の中では界面活性作用は失われ分解されるので、そのまま排水中に流しても環境に対する負荷はさほど高くありません。

しかし合成界面活性剤(洗剤の酸・中・アルカリ性にかかわらず)には皮膚への強い浸透作用があり(水で洗ってもヌメリがなかなか取れないのはこのため)、壊す必要のない皮膚組織まで乳化させ、皮膚膜を侵し、さらに皮膚細胞をも破壊してしまいます。また多くの合成界面活性剤は水中で薄めても分解されることはないので、自然界に残留し続け、水生生物に及ぼす毒性は甚大で、環境に与える負荷の大きさは石鹸の比ではありません。

「合成界面活性剤」で検索をかけると、その皮膚と環境に与えるリスクの大きさに警鐘を鳴らすサイトがたくさんあるので、もし興味があったら目を通してみてください。
多少肌荒れを起こしたとしても、自然の動植物の油脂に由来する伝統的な石鹸のほうが、長い目で見れば皮膚へのダメージも少ないですし、地球環境に与えるダメージも遥かに低いといえます。

質問した人からのコメント

2013/1/26 20:32:49

抱きしめる 皆様、ありがとうございました。

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crosslimef4さん

編集あり2013/1/2002:18:41

循環湯の温泉だと?何度も浄化して使うらしいので、たまに・・・・髪の毛くさい温泉があります。ぬるぬるして気持ち悪いです。ナメクジ系?なので~石鹸水を薄めてない?感覚な感じのお湯です。
何度もお湯で洗い流しても、ぬるぬるが取れないので_さらっとしたお湯の泉質の温泉の方に良く出かけます。
プールと同じで、ぬるぬるしてきたら~カルキ?塩素系?見たいなものを投げ入れていまたよ?
大きなホテルとかでバイトしたことあるので見ました。

dynas_takumさん

2013/1/2000:41:48

アルカリ温泉のヌルヌルはアルカリ性のお湯によって古い角質が溶けているからヌルヌルします。
石鹸のヌルヌルは石鹸自体が持っている成分によるものだと思います。

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