東大寺の大仏 全身を金色にした方法は?

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他の回答にある通り、水銀と金を混ぜたものを塗り、 塗った後に水銀だけ蒸発させて金をメッキする方法です。 そんな技術力が当時あったのか疑問に思われるかもしれませんが、 大陸から伝わった技術で、水銀専門の集団がいたり、 水銀を多く使うため、仏教僧の中にはこうした技術に詳しい人達がいました。 今、水銀というと文字通り銀色の液体を想像すると思いますが、 仏教などの宗教施設の柱や壁が赤く塗られている、あの赤色も実は水銀です。 また偉い人の死体を真っ赤に塗る事もありました。 防腐剤の役目があったのです。 水銀は丹と呼ばれていて、丹(水銀)鉱山を探したり精錬する技術は重要なものでした。 今でも丹に関係していた土地には羽生(羽丹:はにゅう)などの名前が残っています。 丹の鉱石を加熱すると水銀が蒸発しますので、それを冷やして集めると水銀になるのですが、 不思議な液体ということで中国では飲むと仙人になれるという考え方もあったりしました。 つまり水銀は色々と試されていた歴史があるわけです。 余談が多くてすみません。 丹は調べると面白いですよぉ(笑)

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水銀を使ったアマルガム方式の鍍金(金メッキ)が行われました。水銀に金の粉末を混ぜて金を水銀に溶かします(実際は合金になるのですが)。それを銅で出来た大仏の表面に塗りつけます。次に炭火で表面を焼きますと、水銀は蒸発して金の膜が残ります、こうして金メッキが行われました。水銀の蒸気は非常に有毒ですから沢山の職人が中毒になり、死者も出ただろうと考えられています。大仏さまを作るのに全国から沢山の水銀が集められたことが記録されています。

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まず金粉を水銀に溶かします。これを現在はアマルガムというのですが、これをある程度の広さで大仏像の銅表面に塗ります。それから塗ったところを炭火で熱すると、水銀が蒸発して金は表面に残ってメッキとなります。これを大仏の全身に施します。 基本的に簡単な手法なんですが、水銀蒸気を吸い込んで中毒死した人足がたくさんいたといわれています。 下記の小説に、今の山口県から人足として働きに来た若者の視点での、大仏建立の過程が描かれています。僕はとても面白かったです。読んでみて下さい。 国銅(上・下) 【新潮社】 帚木蓬生 定価 (各)1,575円(税込)