カネミ事件の問題がないオイルだと聞きました。あの事件があったからこそ、産地厳選しているとお話がありました。
それにコメヌカ油はお米1合(150g)から2gしかとれないものなので、すべて国産でも有機米だけから製造するには、日本の国土から考えてもできません。
日本だけではなく、過去に農薬を使用した土地からは完全農薬が抜けず、微量でも残る可能性があります。
そこで、製造するには、厳選した米から抽出して、240度の高熱をかけ、酸素を抜き、蒸留すると米原油ができ、その原油を再度高熱と脱酸をして、蒸留して、アルカリ脱酸し、フィルターを通すと脱色し、再度フィルターを通して脱臭。この手間の掛かる製造工程で、残留農薬等がすべてなくなることが証明されています。
美容効果ですか…。
コメヌカ油に含まれる成分は、種類別に引き出され、医薬品や化粧品に使用されています。
含有成分から説明します。
人の皮膚にもっとも含まれていて、減少すると乾燥やトラブルが起こる成分で、皮膚に対する柔軟性を持ちと浸透性が高い成分のオレイン酸。
皮膚中の酸素により、ビタミンAに変化して正常な状態に保つバルミチン酸。
アトピー性皮膚炎、掌せき膿胞症やアレルギーによる炎症を改善する成分リノレン酸。
皮膚の再生や保湿効果に優れて、しわや皮膚の老化を防止する働きをするリノール酸は、ローズヒップオイルと同じ量を含有します。(35~40%含有。ホホバオイルは5%)
コメヌカ油とパーム油にだけ含まれで、抗酸化力がビタミンEの数10倍あることから「スーパービタミンE」といわれるトコトリエノール。(パーム油の約7.5倍)
活性酸素消去作用と皮膚細胞の成長促進の働きをするビタミンE。(オリーブオイルの約3.5倍)
他の植物油には含まれず、コメヌカ油だけに含まれる成分で、ビタミンEに似た作用を持ち、皮膚の血液循環促進と分泌を促して老化した角質を取り除くだけでなく、皮膚の表面を膜で保護し、シミの原因となるメラニン色素の成分過程である酵素、チロシナーゼの活性を阻害するので、「ヒヤケ止め」等の化粧品に使用される成分γ-オリザノール。
以上が含まれていることで、美容効果はお分かりになると思いますが、石鹸のなかった昔、コメヌカを袋に入れてカラダを洗っていた日本女性の肌が美しかった理由がわかりました。
日本にも充分に素晴らしいものがあるのですから、古来からの知恵や、国産を見直したい感じです。